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「22ソアレSS アジング」の仕様解説
シリーズ内での位置づけ
「22ソアレSS アジング」は、シマノのステップアップ機。

ソアレシリーズのなかでは、下から3番目(上から4番目)に位置するグレードです。
▽ソアレのアジングロッド一覧
製品 | 実売価格 | クラス |
---|---|---|
ルアーマチック | 6,000 | エントリー |
ソルティーアドバンス | 9,000 | |
23ソアレBB アジング | 12,000 | |
20ソアレTT アジング | 16,000 | |
22ソアレSS アジング | 22,000 | ミドル |
21ソアレXR | 30,000 | |
20ソアレ エクスチューン | 45,000 | ハイエンド |
24ソアレ リミテッド | 70,000 |
1万円台クラス以下の入門機からの乗り換え、あるいはちょっとぜいたくな入門ロッド、あるいは上級者のサブ機、このあたりの用途で人気があるアイテムです。
実売価格は2万円ちょっと。わりと手を出しやすい価格で、性能もそこそこ高く、コスパに優れます。
仕様の注目ポイントを解説
- ブランク系テクノロジー
- ティップ(タフテック、ハイレスポンスソリッド)
- ガイドセッティング(ステン・SiC)
2万円台クラスの製品ということで、シマノ者の独自技術もほどよく搭載されています。
ブランク
ブランクには、「スパイラルX」「ハイパワーX」という技術が搭載されています。

▽「スパイラルX」とは
「スパイラルX」はロッド縦繊維の内層と外層に、カーボンテープをそれぞれ逆方向斜めに密巻した三層構造。内外の斜めの繊維を穂先も含め、ロッド全体に使用しており、軽さを維持しながら、高いネジリ剛性とつぶれ剛性を実現しています。
出典:シマノ
要するに、ブランクの内側をカーボンテープで補強することで、効率よくブランクを強化できるようになるってことです。
強度アップや軽量化といった恩恵が期待できます。
▽「ハイパワーX」とは
キャスト時やファイト時に発生するネジレをさらに抑え込む強化構造。スパイラルXの最外層、あるいはカーボンシート縦横交差構造の上からカーボンテープをX状に締めあげていくのが特長。これにより、ロッドの曲がりが釣り人の意図する方向性を保持し、ブランクスが持つ本来の性能がフルに発揮されます。
出典:シマノ
こっちはブランクのいっちゃん外側をカーボンテープでX状に補強するって技術。
「スパイラルX」と同じく、ブランクを効率よく強化することにつながります。
「スパイラルX」や「ハイパワーX」といったブランク系テクノロジーは、シマノのロッド製造の根幹となるものです。
こいつらの違いが、ロッドの価格の違いとなって現れます。
上位・下位機との仕様の違いは以下のとおり。
製品 | スパイラルXコア | スパイラルX | ハイパワーX | 実売価格(円前後) |
---|---|---|---|---|
21ソアレXR | ◯ | ◯ | 30000 | |
22ソアレSS アジング | ◯ | ◯ | 22000 | |
20ソアレTT アジング | ◯ | 16000 | ||
23ソアレBB アジング | ◯ | 12000 |
上位機の「21ソアレXR」には、「スパイラルX」のかわりに「スパイラルXコア」が使われています。
「スパイラルXコア」は、かんたんいいうと「スパイラルX」の上位互換。
ブランクを締め上げるテープに、ちょっとイイ素材が使われており、ブランク強化の効率が高くなります。
「22ソアレSS アジング」には、スパイラルXとハイパワーXが両方使われています。
それに対し、「20ソアレTT アジング」にはスパイラルXのみ、「23ソアレBB アジング」にはハイパワーXのみを搭載。
上位機との差がわかりやすく設けられています。
ティップ
ティップは、機種の特性に合わせて以下の2種類のソリッドティップが使い分けられています。

ティップ | かたさ | 搭載機種 |
---|---|---|
タフテック | やわらかめ | SULクラスの機種 S48SUL-S、S54SUL-S、S60SUL-S、S68SUL-S |
ハイレスポンスソリッド | かため | UL、Lクラスの機種 S58UL-S、S64UL-S、S70UL-S、S64L-S |
軽量ジグ単とあわせることが多いSULクラスには、タフテック(やわらかめのソリッドティップ)が搭載されています。
こっちのティップは、抜けアタリや流れの変化を捉えることを得意とする荷重感度型。ティップにもたれかかる重さの違いがわかるように調整されています。
やわらかめの穂先は乗せ性能も高く、自動でフッキングが決まりやすいというのも利点です。
あと、バラシを減らしてくれるってのもいいところですね。
ジグ単から遠投リグまで広く対応するUL、Lクラスには、ハイレスポンスソリッド(かためのソリッドティップ)が使われています。
重めの仕掛けをあわせても、ダルさを感じずに操作することが可能です。
ティップの張りが強いため、フッキング性能も優秀。アタリを感じたら積極的に掛けにいく、アグレッシブなアジングを楽しめます。
ハイレスポンスソリッドを搭載する機種は、ロッド全体に張りがあるモデルが好みな方にマッチするでしょう。
ガイド
「22ソアレSS アジング」のガイドは、ステンレスフレーム×SiCリングの組み合わせ。2万円台のロッドでは、広く採用されているセッティングです。
ステンレスフレームは頑丈でサビに強く、SiCリングはラインに優しく耐久性も十分。
メインロッドとして安心して使い倒すことができます。
ちなみに、上位機・下位機との比較は次のとおり。
製品 | Xガイド | 他ガイド仕様 | 実売価格(円前後) |
---|---|---|---|
21ソアレXR | ◯ | チタンSiC | 30000 |
22ソアレSS アジング | ステンSiC | 22000 | |
20ソアレTT アジング | ステンSiC | 16000 | |
23ソアレBB アジング | ステンSiC(トップのみ) 他はアルコナイト | 12000 |
上位機の「21ソアレXR」には、高性能なオリジナルガイド「Xガイド」を搭載。
他のガイドもチタンフレーム×SiCリングということで、「22ソアレSS アジング」よりも豪華なセッティングとなっています。
下位機については、
- ひとつ下位の「20ソアレTT アジング」
→「22ソアレSS アジング」と同じステン×SiC - ふたつ下位の「23ソアレBB アジング」
→トップガイドのみステン×SiC、他は安価で性能もやや低めのアルコナイト
といった感じになっています。
「22ソアレSS アジング」のお得感は、あるっちゃあるけど、それほどでもない・・・といったところですかね〜。
他社製品では、実売2万円台であってもチタンフレームを採用している製品もあります。
(例:がまかつ「ラグゼ 宵姫 爽」、オリムピック「23コルト」、天龍「ルナキア」)
ガイドだけを比較するなら、「22ソアレSS アジング」は一部のライバル製品と比べて劣るってことになりますね。
どうしてもチタンフレームがいいって人は、上記で例に挙げた製品や、実売3万円台〜の製品をチェックしてみるとよいかと思います。
ライバル製品と軽さを比較
これまで紹介してきたようなテクノロジーの恩恵もあって、「22ソアレSS アジング」はかなり軽量に仕上がっています。
他社のミドルクラス機との重量比較は以下のとおり。
▽6ft台の近〜中距離モデル
製品 | 自重(g) | 機種 |
---|---|---|
23月下美人AIR | 47 | 66L-S |
ラグゼ 宵姫 爽 | 54 | S63UL-solid |
鯵道5G | 54 | S622M |
22ソアレSS アジング | 55 | S64UL-S |
21月下美人MX アジング | 55 | 64L-S |
23コルト | 56 | 642L-HS |
ルナキア | 58 | 632S-LMLS |
21ソアレXR | 67 | S64UL+-S |
▽5ft台の王道ジグ単ショートモデル
製品 | 自重(g) | 機種 |
---|---|---|
23月下美人AIR | 42 | 510UL-S |
22ソアレSS アジング | 48 | S54SUL-S |
ラグゼ 宵姫 爽 | 50 | S58FL-solid |
鯵道5G | 50 | S582L |
21月下美人MX アジング | 50 | 510UL-S |
ルナキア | 52 | 582S-LS |
23コルト | 53 | 572UL-HS |
21ソアレXR | 60 | S54SUL-S |
▽最軽量モデル
製品 | 自重(g) | 機種 |
---|---|---|
23月下美人AIR | 39 | 53L-S |
22ソアレSS アジング | 46 | S48SUL-S |
ラグゼ 宵姫 爽 | 46 | S53FL-solid |
鯵道5G | 46 | S502L |
21月下美人MX アジング | 47 | 55XUL-S |
ルナキア | 47 | 532S-ULS |
23コルト | 48 | 592XUL-S |
21ソアレXR | 52 | S48UL-S |
「22ソアレSS アジング」は、いずれのカテゴリにおいても上位につけています。
軽さを重視してロッドを選びたい方にとっては、魅力的な選択肢となるでしょう。
「22ソアレSS アジング」の機種解説・インプレ
機種一覧
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ルアーウェイト(g) | 適合ラインナイロン・フロロ(lb) | 適合ラインPE(号) | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S48SUL-S | 4’8″ | 1.42 | 逆並継 | 2 | 73.5 | 46 | 0.8 | 0.3-6 | 1-3 | 0.1-0.4 | 120 | DOWNLOCK | 99.3 |
S54SUL-S | 5’4″ | 1.63 | 逆並継 | 2 | 84 | 48 | 0.8 | 0.3-6 | 1-3 | 0.1-0.4 | 156 | DOWNLOCK | 99.4 |
S60SUL-S | 6’0″ | 1.83 | 逆並継 | 2 | 94 | 51 | 0.8 | 0.3-6 | 1-3 | 0.1-0.4 | 192 | DOWNLOCK | 99.5 |
S68SUL-S | 6’8″ | 2.03 | 逆並継 | 2 | 104 | 54 | 0.8 | 0.3-6 | 1-3 | 0.1-0.4 | 228 | DOWNLOCK | 99.6 |
S58UL-S | 5’8″ | 1.73 | 逆並継 | 2 | 89 | 51 | 0.8 | 0.4-8 | 1-3 | 0.1-0.6 | 174 | DOWNLOCK | 99.5 |
S64UL-S | 6’4″ | 1.93 | 逆並継 | 2 | 99 | 55 | 0.8 | 0.4-8 | 1-3 | 0.1-0.6 | 210 | DOWNLOCK | 99.6 |
S70UL-S | 7’0″ | 2.13 | 逆並継 | 2 | 109 | 59 | 0.8 | 0.4-8 | 1-3 | 0.1-0.6 | 246 | DOWNLOCK | 99.6 |
S64L-S | 6’4″ | 1.93 | 並継 | 2 | 99 | 56 | 0.8 | 0.6-12 | 1.5-4 | 0.1-0.6 | 210 | DOWNLOCK | 99.6 |
全8機種で、フィネスモデル〜万能モデルぐらいが中心にラインナップされています。
遠投特化のモデルは今のところないので、人によってはそこがネックになるかもです。
インプレ(S54SUL-S)
管理人は「22ソアレSS アジング」のS54SUL-Sを愛用しており、長所・短所はそれぞれありますが、全体的にはわりと気に入っています。


良いところとしては、まず軽い(自重48g)。50gを切ってくると、持った感触もかなり軽く感じますよね〜。
ティップはやわらかいんですけど、ブランク全体にはほどよい張りがあります。
キャスト時はよくしなり、振った後のブレの収束がスピーディです。
「ソアレ」のロッドは、シリーズ全体の傾向として他社ロッドと比べて張りが強め。
シャープな使用感を求める方には、おすすめできます。
感度については、荷重感度を重視したセッティング。やわらかめのソリッドティップが入っているので、重さの変化(抜けアタリ、流れの変化など)がわかりやすいです。
コンセプト的に、軽量ジグヘッドをゆる〜く流しながら探るドリフト釣法にマッチします。
イマイチな点としては、反響感度です。
管理人はこれまで、ソアレシリーズのロッドをいろいろと使ってきましたが、全体的に反響感度は弱め。
「22ソアレSS アジング」も例に漏れず、反響感度が良いとはいえません。
さすがに明確な「コン!」というアタリはわかりますが、ちょっと触ったぐらいの小さな反響系アタリは、それなりに取り逃がしていると思われます。
反響感度に関しては、1万円台のオリムピックの「コルトUX」や、ダイワの「月下美人 アジング」にも劣るかな〜という印象。
反響感度を重視したい人には、正直推せないっす・・。
「22ソアレSS アジング」の注目機種
- S64UL-S:近〜中距離の万能モデル
- S58UL-S:掛け調子のジグ単ショートモデル
- S54SUL-S:乗せ調子のジグ単ショートモデル
S64UL-S:近〜中距離の万能モデル
S64UL-Sは、近〜中距離で万能に使えるバーサタイルモデルです。
ジグ単と軽めの遠投リグ対応し、ほどよくフィネスで、ほどよくパワーもある。的なセッティング。
1本でいろいろやりたいけど、ジグ単の使用感はなるべく落としたくない・・って人におすすめの1本です。
公式サイトの解説は以下のとおり。
乗せ掛けのスタンダード
アジングロッドのショートレングス化は、一方でバレを増やすことにもつながっています。掛かりどころによっては口切れしやすいのがアジ。S64UL-Sのコダワリは、掛けにいけることと、安心したやり取りの両立です。Lパワーが「縦の釣り」を意識し感度に特化した、魚を検知するロッドであれば、ULパワーは「横の釣り」が得意。パターンを掴み、釣り込む時に威力を発揮します。
出典:シマノ
S58UL-S:掛け調子のジグ単ショートモデル
S58UL-Sは、掛け調子のジグ単ショートモデルです。
5ft8inはジグ単を扱うには定番の長さで、取り回しが良くて、キャスト精度も出しやすい。
それでいて、ジグ単をそこそこ遠くへ運べるといった感じで、ジグ単をやるのにちょうどイイ!
穂先にはしっかりめの張りがある「ハイレスポンスソリッド」が入っています。
アタリに反応して、すばやく掛けることでき、アワセが決まる気持ちよさを存分に味わいたい方にオススメです。
公式の解説は以下のとおり。
釣り込む”ゴーハチ”
曲がりながらも掛けにいける58。そのしなやかさはアングラーに優しく、それでいて近年の玄人をうならせる”曲がる”アクション。レングスからくる感度の高さは間違いなく武器になるアイテム。障害物の少ない漁港周りのポイントで大いに活躍をみせることでしょう。
出典:シマノ
S54SUL-S:乗せ調子のジグ単ショートモデル
S54SUL-Sは、やわらかめのソリッドティップ(タフテック)に、やわらかめのパワークラス(SUL)をあわせたフィネスモデル。
アンダー1gの軽量ジグ単にマッチする1本となっています。
ほどよくモタレるティップのおかげで、負荷の変化を察知しやすいです。
荷重感度が高いので、水中の潮目を探ったり、抜け・モタレアタリを拾ったりといった作業がはかどります。
重さをききながらの繊細なアジングを楽しみたい方にオススメです。
公式の解説は以下のとおり。
繊細・軽量リグ・もたれ感
軽量ジグヘッド特化型。オススメは1g以下のジグヘッド。タフテック採用のしなやかなティップで軽負荷時の微妙なもたれを演出。ルアーをついばんだだけか、フックも吸い込んだか、ティップで判別可能な繊細を極めんとするアイテム。ショートレングスとの相性は格別な仕上がり。
出典:シマノ
「22ソアレSS アジング」の特徴まとめ

「22ソアレSS アジング」は、シマノ独自のブランク技術&繊細なソリッドティップを搭載した、高コスパなミドルクラス機。
軽量で操作性が高く、そこそこ低コストで入手できるロッドをお探しの方におすすめのアイテムです!
コスパ最強のアジングロッドを一気見するなら、こちらの記事がオススメ