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「20月下美人 アジング(ダイワ)」のインプレ&仕様解説

コスパ最強のアジングロッドを一気見するなら、こちらの記事がオススメ

目次

「20月下美人 アジング」の仕様解説

リーズナブルな入門グレード

「20月下美人 アジング」は、ダイワ「月下美人」シリーズのなかで最もリーズナブルなグレード。

これからアジングを始めたい人に向けた本格性能の入門ロッドです。

▽ダイワのアジングロッド一覧

製品クラス実売価格
ルアーニストエントリー6,000
アジメバルX9,000
20月下美人 アジング12,000
21月下美人MX アジングミドル22,000
23月下美人AIR39,000
22月下美人EXハイエンド60,000

「20月下美人 アジング」の公式ページでは、以下のように紹介されています。

ワンランク上の軽さと操作性を兼ね添えたハイコストパフォーマンスのアジング入門ロッド
ロッドワークで誘い、フォール・ステイ中のバイトを掛けるアジングの醍醐味を堪能できる高品質なブランクと、アングラーのレスポンスを加速させる握りやすいコンパクトグリップを採用するアジングロッド。エントリークラスながら、50ℊ台~いう超軽量・高感度設計。さらに、ラインの放出性がよいダイワ独自のガイドセッティングによって、軽いルアーの優れた遠投性を実現。また、夜間でもラインを通しやすい。

要約すると、軽くて高感度。お値段以上の性能をもつアジング入門ロッドだよ〜ってところですね。

高品質な「HVFカーボン」を使用

仕様における一番の注目ポイントは「HVFカーボン」。

これはダイワ独自の高品質カーボンでありまして、ロッドの贅肉となる樹脂の量を減らすことで、性能を向上させる的な効果があります。

ダイワ公式の解説はこんな感じ↓っす。

ロッド性能に最も影響を与えるカーボンシートにおいて、ダイワはカーボン繊維そのものの高弾性化はもちろん、カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な樹脂(レジン)量に着目しました。贅肉とも言えるレジンの量を減らして代わりにカーボン繊維の密度を高めた「高密度HVFカーボン」はより筋肉質でパワフル。粘りや強度を重視した竿に最適な素材となっています。

独自カーボン素材は、ダイワ製ロッドの品質を見極める基準のひとつです。

「20月下美人 アジング」と、ダイワの周辺グレードとのカーボン素材を比較するとこんな感じ↓です。

製品独自カーボン素材実売価格(円前後)
22月下美人EXSVFコンパイルXナノプラス60,000
23月下美人AIRSVFカーボン39,000
21月下美人MX アジングHVFナノプラス22,000
20月下美人 アジングHVFカーボン12,000
アジメバルX9,000
ルアーニスト6,000

非「月下美人」の下位グレードには、かっちょいい名前のカーボン素材は使われていません。

ぶっちゃけ、使用・非使用で性能に如実な差が出るかは体感ではわかりません。

ただ、良い素材を使えば性能が高くなるって原理は理解できます。

グリップ:小ぶりで握りやすい

グリップは、ブランクタッチがしやすい小ぶりなデザイン。

上位モデルで培ったグリップ形状をさらにブラッシュアップ

しているそう。

わたしも510UL-Sを買ってかなり使い込んだのですが、アジングではよくある設計で無難に使いやすいと感じています。

カラーリングは赤の主張が強い感じで、個人的にはあんまり好みじゃない・・・。んですけど、まあ一般的にいうならカッコイイんじゃないでしょうか。

ガイド:大きめの口径セッティング

ガイドセッティングにもダイワ社のこだわりが込められています。

他社製ロッドと比べると、ガイドの口径が大きめです。

恩恵としては、

ワンサイズ大きいガイドを搭載することで、優れたライン放出性を実現。軽量ルアーにおいて飛距離が大きく向上。さらに、夜間や風が吹く状況下でもラインをガイドに通しやすい。

とのこと。まあ、理屈的に納得できますね。

ガイドリングは、トップガイド(一番上のガイド)にSiCリング、その他はアルコナイトという組み合わせだそう。

1万円台のロッドとしては、妥当なセッティングじゃないでしょうか。(欲をいえばオールSiCのほうがいいんでしょうけど、それだとコストがかさむんでしょう。)

ティップ:精度を上げる独自テクノロジーを適用

ソリッドティップには、「メガトップ」というダイワテクノロジーが採用されています。

カーボン繊維と樹脂が均一に分散しているから、どの方向にも同じように曲がるというのが良いところ。

メガトップは、最上位グレードまでまるっと搭載されている技術ですから、まあ重要なのでしょう。

製品メガトップ実売価格(円前後)
22月下美人EX60,000
23月下美人AIR39,000
21月下美人MX アジング22,000
20月下美人 アジング12,000
アジメバルX9,000
ルアーニスト6,000

逆に、下位グレードには非搭載となっているので、「20月下美人 アジング」の良コスパポイントのひとつでもあります。

価格に見合わぬ「軽さ」も注目ポイント

1万円台のロッドにしてはかなり軽量というのも、「20月下美人 アジング」の良いところです。

自重は、5ft台のモデルは50g台、6ft台のモデルは60g台といったところ。

さすがに上位モデルと比べると見劣りしますが、十分に軽量といえるでしょう。

ダイワの他グレードとの仕様比較

ダイワの他グレードとの仕様差をまとめるとこんな感じ↓になります。

スクロールできます
製品実売価格クラスカーボン素材ブランク補強ジョイント部補強感度向上ガイドティップグリップ
LvテクノロジーLvテクノロジーLvテクノロジーESSAGSCWSメガトップLVテクノロジー
22月下美人EX60,000ハイエンド4SVFコンパイルXナノプラス3X45フルシールド2Vジョイントαゼロシート
23月下美人AIR39,000ミドル3SVFカーボン2X451Vジョイントゼロシート
21月下美人MX アジング22,0002HVFナノプラスエアセンサーシート
20月下美人 アジング12,000エントリー1HVFカーボン
アジメバルX9,0001ブレーディングX
ルアーニスト6,000

メーカーにとってはなるべくどのグレードもまんべんなく売れた方が好ましいので、お値段なりにうまく仕様差が設けてあります。

「20月下美人 アジング」も、お値段なりの魅力が感じられるセッティングといえるでしょう。

「20月下美人 アジング」の機種解説/インプレ/おすすめモデル

機種ラインナップ

「20月下美人 アジング」の機種&スペックの一覧は以下のとおりです。

アイテム全長(m)継数仕舞寸法(cm)標準自重(g)先径/元径(mm)ルアー重量(g)適合ライン ナイロン (lb.)適合ライン PE(号)カーボン含有率(%)メーカー希望本体価格(円)
55UL-S1.65286550.7/7.40.3~51~30.1~0.39415,500
510UL-S
⭐︎オススメ
1.78293570.7/7.90.3~51~30.1~0.39416,000
68L-S
⭐︎オススメ
2.032105630.7/9.90.5~81.5~40.1~0.49616,500
78ML-S2.342121810.8/10.92~152~60.15~0.69817,500
80ML-T2.442126851.1/11.42~152~60.15~0.69718,000

5ft台のショートモデルから、8ft台の遠投特化モデルまで、入門ロッドにしてはかなり充実したラインナップとなっています。

機種ごとのリグ・釣り場適性

機種ごとの仕掛け(リグ)適性、ならびに釣り場適性は以下のとおりです。

スクロールできます
アイテムジグ単遠投リグ釣り場適性
1g未満1〜3g5gクラス10gクラス15gクラス漁港(港内)漁港(港外)堤防サーフ沖堤防
55UL-S××
510UL-S
⭐︎オススメ
××
68L-S
⭐︎オススメ
×
78ML-S
80ML-T

68L-S:ラインナップで随一の万能モデル

全5機種のなかで最も汎用性が高いのは「68L-S」。ジグ単から遠投リグまでまるっと対応するTHE万能モデルです。

公式サイトの機種解説はこう↓です。

漁港でのアジングにおいて最もスタンダードとなるはじめの1本。ジグヘッドリグを中心にスプリットショットやメタルジグなどの幅広いルアーに対応する。足場の高い堤防などでも操作が行いやすい。

いろんな仕掛けを使ってみたいけど、竿は1本で済ませたいって人向けの1本。

はじめてのアジングロッドにもおすすめです。

510UL-S:ジグ単を中心に、中距離までカバー

個人的におすすめしたいのは、わたしも実際に購入して使い込んだ「510UL-S」。

公式ページの解説はこんな感じ↓です。

繊細なゲームを制するためのショートモデル。ターゲットは港内を泳ぐ豆アジや低活性のアジ。水中の状況を的確に把握し、1g前後の軽量なジグヘッドリグを漂わせて口元へ送り込む。

超軽量ジグ単にとっかしたウルトラフィネスモデルみたいに書かれているんですけど、意外と強くて汎用性は高めです。

5gぐらいの遠投リグぐらいならぜんぜん背負えます。(フルキャストはちょい怖いので、優しく投げてましたが)

ジグ単に関しては0.6〜1.8gぐらいがスイートスポット。0.5g以下になってくると、やや使用感が悪くなってくる印象です。

重い方は2gを超えてくると、やや穂先が負けるかな〜といった感じ。

感度は反響感度・荷重感度ともに十分。これが1万円台なのか〜、といい意味で驚きました。

アタリもとりやすく、流れの強弱もちゃんと伝わってくきます。

ダイワのアジングロッドはだいたい手元できれいにバランスが取れるようにできているので、操作感も軽いので意図した動きを繰り出しやすいです。

「510UL-S」は、ダイワの他グレードでも人気の機種となっていることもあり、完成度は非常に高いと感じています。

ジグ単〜中距離遠投ぐらいまで対応できるロッドをお探しの方にはかなりオススメです。

他機種の特徴をざっとご紹介

他機種に関しては、

  • 55UL-S:取り回しと操作性の良さを重視したジグ単ロッドが欲しい人向け
  • 78ML-S:沖の流れを使ったフィネスな遠投アジングを楽しみたい人向け
  • 80ML-T:オーソドックスな遠投特化モデルが欲しい人向け

ってな感じですかね。

全5機種ながら、かなり幅広い釣りをカバーできる良いラインナップになっていますね。

「20月下美人 アジング」の特徴まとめ

「20月下美人 アジング」は、1万円台ながら上位モデル譲りの技術を搭載し、軽さ・感度・操作性のバランスが取れた高コスパロッド。
初心者でも扱いやすいマイルドな仕上がりとなっており、初めてのアジングロッドとして最適な1本です。

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