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「鯵道1G」の仕様解説
シリーズ内での位置づけ
「鯵道1G」は、メジャークラフト「鯵道」シリーズのエントリー機。
メジャークラフトのアジングロッドのなかでは、中堅機ぐらいに位置する製品です。

▽メジャークラフトのアジングロッド一覧
製品 | 実売価格 | クラス |
---|---|---|
ファーストキャスト アジング | 6,000 | エントリー |
24ソルパラ アジング | 9,000 | |
クロステージ アジング | 11,000 | |
鯵道1G | 13,000 | |
トリプルクロス アジング | 15,000 | |
鯵道5G | 20,000 | ミドル |
メジャークラフト公式によると、「鯵道1G」はこんな↓製品とのことです。
軽量リグの飛距s離と操作性、さらに感度も追及したアジング専用設計。
出典:メジャークラフト
アングラーがライトリグの水中のイメージを感じ取れる軽量ブランクと操作性のバランスが鯵の小さなアタリを伝えてくれるでしょう。キャスト時のロッドのブレも抑えているので、軽量リグの遠投性にも優れ、コントロール性能にも優れています。アジング入門者やレベルアップをしたい方にお勧めの鯵道です
要するに、アジング入門〜ステップアップぐらいのユーザーを想定した設計てことですね。
アンダー1万円の「ファーストキャスト」や「24ソルパラ」は、コスト重視(安く入手できる)の入門ロッド。
1万円台の「鯵道1G」は、性能重視の入門ロッドといった感じで捉えておくと良いでしょう。
ブランク、ガイド、グリップの特徴
公式サイトでは、「ブランク」「ガイド」「グリップ」の3項目で仕様が紹介されています。

ブランクにについてはこう↓。
アジング専用ロッド「鯵道5G」のブランクテイストを引き継ぎ、中高弾性カーボンと高感度ソリッドティップ採用のブランク設計です。
出典:メジャークラフト
最近のアジングロッドでは、こんな感じのセッティングが流行ってますからね〜。
上位グレードの「鯵道5G」は、わたしも購入して使ってますけど、同じようなテイスト(ええ具合にハリがあって、ティップは繊細的な)です。
ガイドについてはこう↓書いてあります。
富士工業製Kガイドフレーム採用。PEラインの糸絡みを防ぐガイドフレーム。飛距離重視のMCオリジナルセッティング
出典:メジャークラフト
Kガイドは、採用しているかどうかで結構トラブル発生率が変わるって言われてますし。

まあ最近のロッドはガイドのトラブルレス性能はどれも優秀ですし、ロッド選びにおける重要度はそんなに高くないです。
グリップについてはこう↓書いてあります。
使い手を選ばない握りやすいグリップ形状を採用。アジの繊細なアクションに特化したグリップデザインとバランス設計です。
出典:メジャークラフト
記載はないんですけど、見た目的にはたぶんIPSシートっすね。
小型で握りやすくてブランクタッチしやすいっていう、アジングでは定番のグリップ設計です。
わたしが持ってる上位機の「鯵道5G」も同じデザインですけど、無難に握りやすくて良きです。
公式の解説動画
仕様のインパクトには欠ける?
とはいえ、、、ですよ。「鯵道1G」は、他のメジャクラ製品と比べると仕様面はぶっちゃけやや弱めな感じもします。
下位機の「ファーストキャスト」や「ソルパラ」には安さ(1万円未満)という個性があります。
上位機の「鯵道5G」は、トレカT1100G(高級カーボン素材)とか、R360構造(オリジナルのブランク製法)とか、2万円台のロッドとは思えない豪華仕様ですし。
同格ぐらいの「クロステージ」「トリプルクロス」にも、独自製法や4軸カーボンとかの”売り”がありますからね。
ここらへんと比べると、「鯵道1G」には目玉となる仕様がなくて、インパクトに欠ける感は否めません。
入門クラスでトップクラスの軽さ
しいてインパクトとなり得る点を挙げるとすると”軽さ”だと思います。
「鯵道1G」は、最軽量モデルが48g、王道ジグ単モデルが52g、近〜中距離の万能モデルが59gって具合で、かなり軽いです。
入門ロッドのなかではトップクラスに軽くて、ライバル製品たちと比較するとこんな感じ↓になってます。
製品 | 6ft台の近〜中距離 | 5ft台の王道ジグ単ショート | 最軽量モデル | |||
---|---|---|---|---|---|---|
自重(g) | 機種 | 自重(g) | 機種 | 自重(g) | 機種 | |
鯵道1G | 59 | S622M | 52 | S582L | 48 | S502L |
23ソアレBB アジング | 59 | S64UL-S | 53 | S58UL-S | 48 | S54SUL-S |
23コルトUX | 62 | 642L-HS | 57 | 572UL-HS | 51 | 482UL-HS |
20月下美人 アジング | 63 | 68L-S | 57 | 510UL-S | 55 | 55UL-S |
ソルティースタイル アジ | 70 | 6102LS | 58 | 532ULS | 54 | 432ULS |
アジメバルX | 70 | 66L-S | 64 | 510UL-S | 64 | 510UL-S |
24ソルパラ アジング | 74 | S622M | 61 | S582UL | 61 | S582UL |
どのカテゴリでも軽さはトップクラス。これは明確なストロングポイントといえるでしょう。
「鯵道 1G」の機種解説
機種一覧
「鯵道1G」のスペック一覧は以下のとおりです。
Model | PRICE (税込) | 全長(ft) | 継数 (pcs) | ルアー(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | 標準自重(g) | アクション |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AD1-S502L | ¥12,200 (¥13,420) | 5’0″ | 2 | 0.2-3 | 0.8-2.5 | 0.1-0.4 | 48 | EX.F |
AD1-S582L | ¥12,600 (¥13,860) | 5’8″ | 2 | 0.2-3 | 0.8-2.5 | 0.1-0.4 | 52 | EX.F |
AD1-S622L | ¥12,800 (¥14,080) | 6’2″ | 2 | 0.2-3 | 0.8-2.5 | 0.1-0.4 | 57 | EX.F |
AD1-S682L | ¥13,000 (¥14,300) | 6’8″ | 2 | 0.2-3 | 0.8-2.5 | 0.1-0.4 | 61 | EX.F |
AD1-S622M | ¥13,000 (¥14,300) | 6’2″ | 2 | 0.6-5 | 1-4 | 0.1-0.5 | 59 | EX.F |
AD1-S682M | ¥13,200 (¥14,520) | 6’8″ | 2 | 0.6-5 | 1-4 | 0.1-0.5 | 63 | EX.F |
S622M:入門にちょうど良い近〜中距離モデル
アジング入門用にちょうど良いのは、S622Mですかね〜。
ジグ単から軽めの遠投リグまでカバーするキャパなので、使い勝手が良いです。
公式の解説にはこんな感じ↓で書いてあります。
重めのジグヘッドを使用するボトムゲームに真価を発揮するモデル。ボトムに潜む尺クラスのアジを狙い、掛けた後もアジに主導権を渡すことなく、こちらの思い通りのやり取りで、アジを仕留めることが出来るでしょう。
出典:メジャークラフト
ジグ単であれば重めのやつがスイートスポットみたい。
1g前後から3gぐらいのジグ単を主軸にしつつ、近い距離にアジがいなければちょっと遠投しちゃう的なノリで使えます。つまり、便利です。
S582L:ジグ単特化の王道ショートモデル
ジグ単に特化するなら、S582Lが王道でしょうね。
5ft台後半ぐらいのロッドは、取り回しもいいですし、投げるときに竿のしなりも使いやすいんで軽量ジグヘッドをちゃんと飛ばせます。
重量キャパ的に遠投リグは対応できないんで、この竿1本で攻めるなら近距離にアジがいないとその立ち位置では詰むことになります。
なので、ランガン(立ち位置を変えながらいろんな場所を探る)スタイルと相性が良いです。
有力なポイントがあるなら、同じ立ち位置でアジが回遊してくるのを待つってのももちろんアリです。
公式の解説はこんな感じ↓です。
漁港や堤防の常夜灯周りを狙うのに最適なモデル。明りに集まるアジはもちろん明暗の境に潜むアジをテンポよく狙えます。クイックなレスポンスがショートゲームに威力を発揮します。
出典:メジャークラフト
S682L:意外と汎用性が高いちょいロングなフィネスモデル
もうひとつ個人的な注目モデルを挙げるとすれば「S682L」です。
これぐらいの長さのジグ単特化モデルってなかなかなくてレア。
足場が高いポイントだったり、強風時のライン処理だったりがラクになるのが良き。
上位機の「鯵道5G」のS682Lを持ってるんですけど、この長さにしては軽いし、感度もいいし、長さを感じさせないぐらいには操作性が良くて、結構気に入ってます。
スペック上は、リグキャパMAX3gってなってるんですけど、5gぐらいは普通に投げて操作できるんで、使い勝手もなかなか。
ちな、公式の解説はこんな感じ↓です。
操作性・遠投性を併せ持つアジングのベーシックモデル。足場の高い堤防やテトラ帯などから沖の潮目や明暗を攻略するアジンガーにお勧め。ロッドの長さでタメを作ることが出来るので不意のデカアジにも安心です。
出典:メジャークラフト
その他のモデル
他のモデルの特徴(※公式から引用)は以下にまとめておきます。
▽S502L
小規模な漁港内や足場の低い堤防などにはこのモデル。ピンポイントに攻めることが出来、鯵の反応をいち早く確認することが出来ます。手返しがよく、取り回しが楽なのもこのモデルの特徴です
出典:メジャークラフト
▽S622L
アジングゲームのスタンダードなモデル。あらゆるシチュエーションに対応でき、ジグ単でのショートゲームはもちろん沖の潮目や明暗などもテンポよく探っていくアジングには最適です。
出典:メジャークラフト
▽S682M
2g~3gのジグヘッドを使用し沖のブレイクや潮目をテクニカルに攻略するにはこのモデル。回遊するアジを沖で仕留めるために軽めのフロートなども使用でき、遠投性能、パワーは抜群。大型のアジを狙うにはこのモデル以外はありません。
出典:メジャークラフト
「鯵道1G」の特徴まとめ

「鯵道1G」は、エントリークラスでありながら、軽量・感度・操作性に優れたコスパ抜群のアジング専用ロッド。
「とりあえず安いロッド」ではなく、「ちゃんとアジングを楽しみたい人」に向けたアイテムで、アジング初心者からステップアップを目指す人まで幅広くおすすめできます。
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