「アジングロッドは何ftを選べばいいの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、長さごとの特徴や違いを丁寧に解説します。
短いロッドと長いロッドのメリット・デメリット、仕掛けや釣り場に合う長さ、初心者が最初に選ぶべき1本まで徹底的にカバー。
長さ選びに迷ったらまずこの記事をチェックしてください。

ども。当サイトの管理人です。
釣りメディアのライター&ディレクターとして、これまでに1000本以上の記事制作に携わってきました。
雑食アングラーではありますが、なかでもアジングは大好物。いろんな道具と苦楽をともにしつつ、かれこれ10年以上はアジングをやり込んでいます。
アジング道具については、そこいらの釣具屋店員サンよりもぜんぜん詳しい自負があります。
あなたにピッタリのギア選びをお手伝いできるよう、当サイトで役立つ情報をお届けしています。
アジングロッドの長さはどう選ぶ?


アジングロッドは「長さ」で使い勝手が大きく変わります。
結論から言うと、最初の1本は6ft前後を選ぶのが無難なんですが、短いロッド、長いロッド双方の特徴を知っておくのは大事です。
というわけで、まずはアジングロッドの長さ選びの考え方や、短いロッドや長いロッドの特徴についてわかりやすく解説します。
3つの長さカテゴリで考えよう
アジングロッドの長さを選ぶときは、ざっくり3カテゴリで考えるとわかりやすいです。


- 5ft台:
ジグ単向き。近距離の操作性と感度に特化。 - 6ft台:
万能型。ジグ単から軽い遠投まで幅広く対応。 - 7〜8ft台:
遠投型。フロートやキャロを使って広範囲を探るスタイル向き。
短いほど「繊細さ・感度」寄り。
長いほど「遠投・パワー」寄り。
この関係を覚えておくだけで、ロッド選びがスムーズになります。
5ft台:短いロッドの特徴
5ft台のロッドはジグ単特化のショートレンジ向けです。
操作性抜群。軽量で感度が高く、細かい誘いが可能。
メリット:
飛距離不足。遠投リグや足場の高い場所には不向き。
デメリット:
ジグ単で手返しよく探っていくスタイルなら最適ですが、サーチ範囲を広げたい人には物足りない長さです。
↓おすすめロッド↓
アイテム | 全長(m) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 標準自重(g) | 先径/元径(mm) | ルアー重量(g) | 適合ライン ナイロン (lb.) | 適合ライン PE(号) | カーボン含有率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
510UL-S | 1.78 | 2 | 93 | 57 | 0.7/7.9 | 0.3~5 | 1~3 | 0.1~0.3 | 94 |
7〜8ft台:長いロッドの特徴
7〜8ft台は遠投リグ特化のロングロッドです。
遠投性能が高い。足場の高い場所でも安心。フロート・キャロ対応力◎
メリット:
取り回しが悪い。ジグ単は操作しづらく不向き。
デメリット:
ジグ単で快適に釣りをするのは難しいため、メインロッドというより遠投用のサブロッドとして運用するのが一般的です。
↓おすすめロッド↓
Model | Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (cm) | Top Dia (mm) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
742L-T | 2.24 | L | Fast | 73 | 114.5 | 1.3 | 2 | 0.8-10 | MAX4/0.1-0.6 | 22,600 |
6ft台:オールラウンドなロッドの特徴
6ft台は万能型ロッドです。
ジグ単から軽いフロートまで幅広く対応。取り回しと飛距離のバランスが良い。
メリット:
特化性能がなく、短いロッドや長いロッドに比べると尖った強みはない。
デメリット:
1本でいろいろ楽しめる点が大きな魅力。初心者さんにも推せますし、中上級者のメインロッドとしてもぜんぜんアリです。
↓おすすめロッド↓
Model | Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (cm) | Top Dia (mm) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
642L-HS | 1.94 | L | Extra-Fast | 62 | 99.6 | 0.7 | 2 | 0.5-5 | MAX3lb | 21,400 |
釣り場別におすすめの長さ


釣り場ごとに求められるロッドの長さは違います。
「どこで釣ることが多いか」を基準に選ぶと後悔しません。
一般的な使い分け例
- 堤防・漁港:
5〜6ft台。ジグ単中心で快適。 - 磯やテトラ帯:
6〜7ft台。障害物をかわしやすく、魚を浮かせやすい。 - 足場が高い場所:
7ft以上。取り込みやライン処理がしやすい。 - サーフ・ゴロタ浜:
7〜8ft台。飛距離必須。フロートやキャロで広範囲を探る。
釣り場を基準に選ぶだけで、ロッドの性能をしっかり活かせます。
堤防・漁港|5〜6ft台で十分
堤防・漁港はアジングの定番ポイント。ここでは5〜6ft台のロッドが最適です。
- 5ft台:ジグ単向き。感度が高く、近距離戦に強い。
- 6ft台:オールラウンド。狭い漁港から少し広い堤防まで対応可能。
大きな遠投は不要なことが多いので、軽量リグを扱いやすい長さを選ぶのがコツです。
↓おすすめロッド↓
Model | Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (cm) | Top Dia (mm) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
572UL-HS | 1.7 | UL | Regular-Fast | 57 | 87.6 | 0.7 | 2 | 0-3 | MAX2lb | 20,800 |
≫5ft台のおすすめロッド特集
≫6ft台のおすすめロッド特集
磯・テトラ帯|6〜8ft台で安心
磯やテトラ帯は足場が不安定で、障害物も多いエリアです。
そのため、ロッドは長め(6〜8ft台)を選ぶのが基本になります。
- 6ft台:ジグ単もある程度快適に扱える。
- 7〜8ft台:フロートやキャロで沖を狙うのに最適。
短いロッドでは取り込みに苦労しやすく、根ズレのリスクも増えます。
トラブルを避けるためにも、やや長めのロッドを持っておくと安心です。
↓おすすめロッド↓
Model | Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (cm) | Top Dia (mm) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
642L-HS | 1.94 | L | Extra-Fast | 62 | 99.6 | 0.7 | 2 | 0.5-5 | MAX3lb | 21,400 |
≫6ft台のおすすめロッド特集
≫7〜8ft台のおすすめロッド特集
足場が高い場所|長めのロッドで取り込みやすく
高い堤防や護岸では、長めのロッドのほうがが釣りがしやすくなります。
具体的には、6ft台後半〜8ft台のロッドを選ぶのがおすすめです。
- 6ft台中盤以上:ジグ単も扱いやすく、サーチ範囲も広い。万能型
- 7〜8ft台:遠投リグを中心とした広範囲サーチ。
- ※短いロッド(5ft台):取り込みに苦労しやすい。ライン処理も難しい。
足場が高い場所をメインにするなら、長めのロッドがベターです。
↓おすすめロッド↓
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ルアーウェイト(g) | 適合ラインナイロン・フロロ(lb) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S610L-S | 6’10” | 2.08 | 逆並継 | 2 | 106.5 | 61 | 0.8 | 0.6-12 | 1.5-4 | 0.1-0.6 | セパレート | 239 | DOWNLOCK | 99.5 |
≫6ft台のおすすめロッド特集
≫7〜8ft台のおすすめロッド特集
サーフ・ゴロタ浜|遠投力のある7〜8ft台
サーフやゴロタ浜は、アジングの中でも「遠投性能」が最も求められる釣り場です。
遠投リグを中心に釣りをすることになるため、最低でも6ft台はほしいところ。
理想は7〜8ft台の遠投特化ロッドです。
- 6ft台:軽い遠投なら可能だが、大規模サーフでは力不足。
- 7〜8ft台:遠投リグ対応。広範囲を探るスタイルに最適。
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≫7〜8ft台のおすすめロッド特集
↓おすすめロッド↓
Model | Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (cm) | Top Dia (mm) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
742L-T | 2.24 | L | Fast | 73 | 114.5 | 1.3 | 2 | 0.8-10 | MAX4/0.1-0.6 | 22,600 |
仕掛け / 釣り方による長さの使い分け


仕掛けに合わせたロッド選びをすると、アジングが快適になります。
仕掛けに合わせた長さ選び
- ジグ単 → 短いロッド(5〜6ft前半)。操作性と感度が最重要。
- フロート・キャロ → 長いロッド(7〜8ft)。遠投性能がほしい。
- 両方やりたい → 中間の6ft台。バランス型でオールラウンドに使える。
「どの仕掛けをメインにするか」を基準にすると、ロッドの長さ選びに迷いません。
ジグ単向け|ショートロッドが有利
ジグ単で快適に釣るなら、短いロッドがおすすめです。
- 5ft台:感度・操作性が高く、ジグ単特化派におすすめ。
- 6ft台前半:感度と飛距離のバランスが良く、初心者にも扱いやすい。
逆に長めのロッドになると、飛距離は若干良くなるものの、操作性や感度が低くなります。
ジグ単ゲームは、短めのロッドのほうが圧倒的に有利です。
↓おすすめロッド↓
Model | Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (cm) | Top Dia (mm) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
572UL-HS | 1.7 | UL | Regular-Fast | 57 | 87.6 | 0.7 | 2 | 0-3 | MAX2lb | 20,800 |
フロート・キャロ向け|ロングロッドが有利
フロートやキャロは仕掛けに長さがあるので、ロッドも長めなほうがベター。
ロングロッドだと遠投性能も高いですしね。
具体的にいうと、6ft台後半〜8ft台のものがおすすめです。
- 7〜8ft台:遠投力が高く、重めリグも快適に扱える。
- 6ft後半:中距離戦なら対応可能。ただし本格遠投には力不足。
↓おすすめロッド↓
Model | Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (cm) | Top Dia (mm) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
742L-T | 2.24 | L | Fast | 73 | 114.5 | 1.3 | 2 | 0.8-10 | MAX4/0.1-0.6 | 22,600 |
どちらも対応できる万能ロッド
6ft台は、アジングロッドの中でも万能ポジションです。
- ジグ単:わりと快適に扱える
- 遠投リグ:軽めの重量なら対応可能
- 釣り場:漁港や堤防を中心に多彩な釣り場に対応
短いロッドほどの感度はなく、長いロッドほどの飛距離もありません。
しかし、どのスタイルにも「そこそこ対応できる」強みがあります。
↓おすすめロッド↓
Model | Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (cm) | Top Dia (mm) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | Price (JPY) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
642L-HS | 1.94 | L | Extra-Fast | 62 | 99.6 | 0.7 | 2 | 0.5-5 | MAX3lb | 21,400 |
初心者におすすめのアジングロッド長さ


最初の一本は6ft前後がおすすめ
アジングを始める人は、まず6ft前後からスタートしましょう。
6ft前後のロッドの利点
- 操作性が良い:ジグ単が扱いやすい
- 取り回しやすい:狭い漁港でも使いやすい
- 応用力がある:軽めのフロートやキャロにも対応
短いロッドほどの感度はなく、長いロッドほどの飛距離もありません。
しかしながら、いろんな仕掛けや釣り場に対応できる汎用性があります。
6ft前後は性能のバランスが良く、最初の一本に最適です。
↓おすすめロッド↓
≫5ft台のおすすめロッド特集
≫6ft台のおすすめロッド特集
≫初心者向けのおすすめロッド特集
パワー型の万能モデルは?
やや長めの6ft台後半のロッドには、8〜10gまで背負えるパワー型モデルも結構あります。
6ft台モデルの傾向
- 6ft後半モデル:遠投リグ対応。サーチ範囲が広く、パワーも十分
- 6ft前後モデル:5g以下までのモデルが多く、ジグ単中心で快適
ジグ単の使用感は落ちますが、「ジグ単だけじゃ物足りない」「1本で広範囲を探りたい」という初心者さんには、十分おすすめできる万能モデルです。
↓おすすめロッド↓
ジグ単特化モデルは?
ジグ単特化派なら、5ft台ショートモデルを選ぶのもアリです。
- メリット:操作性が高く、感度抜群。ランガンとの相性◎
- デメリット:飛距離が出ないため、遠投リグは苦手。
実際のところ、漁港や堤防内ならジグ単だけで十分アジングが成立します。
「シンプルにジグ単アジングを楽しみたい人」は、最初の1本としてショートロッドを選ん振のも良いでしょう。
↓おすすめロッド↓
遠投特化モデルは?
遠投特化の7〜8ft台ロッドは、最初の1本には向きません。
- 理由1:ジグ単の操作性が悪く、近距離戦では扱いにくい
- 理由2:使いどころが限られ、メインロッドにはなりにくい
ただし、サブロッドとしてなら十分活躍します。
また、強度があるためエギング・チニング・ロックフィッシュなど他ジャンルに使い回しやすいという魅力があります。
中上級者向け|アジングロッドの運用スタイル


アジングに慣れてきたら、ロッドの選び方やスタイルも人それぞれに分かれてきます。
ここではよくある3つのスタイルを紹介するので、「これなら自分に合いそう」と思うものを参考にしてみましょう。
状況に応じて複数本を持ち替えるスタイル
このスタイルは、釣り場や状況に応じて複数本のロッドを使い分ける方法です。
たとえば漁港なら取り回しの良い5ft台、サーフなら遠投性能に優れた8ft台、といった具合です。
タックルを複数用意するのは手間ですが、それぞれの場面でベストな選択ができるため快適さは抜群。
アジング中上級者の多くがこの使い分けを取り入れており、より戦略的に釣りを楽しめるのが魅力です。
好きなスタイルに特化するスタイル
複数のタックルを持つのが面倒なら、好きなスタイルに特化するのも一つの方法です。
例えばショートロッド1本でジグ単アジングに集中する、
あるいはロングロッドで遠投特化のスタイルを追求するなど、
自分の得意分野を磨くことで釣りの精度が上がります。
すべてに対応するのは難しいですが、スタイルを割り切ってしまえば釣りがシンプルになり、迷いも減ります。
高性能な万能ロッドでなんでもこなすスタイル
複数のタックルを準備するのが面倒な人には、高性能な万能ロッド1本で対応するスタイルもおすすめです。
6ft4インチ前後で5g程度のルアーを扱えるモデルなら、ジグ単から軽い遠投リグまで対応可能。
中〜高価格帯のロッドであれば万能モデルであっても感度が高く、低価格帯のロッドを複数本揃えるより満足度が高いケースも多いです。
迷ったら、万能ロッド1本で釣行をカバーするのも十分アリです。
まとめ|自分に合う長さを見つけて快適にアジング


アジングロッドは長さ次第で使い勝手が大きく変わります。
最初1本は6ft前後を選べば、ジグ単から軽い遠投まで幅広く対応可能です。
その後、近距離戦を極めたいなら5ft台、遠投重視なら7〜8ft台と、自分のスタイルに合わせて追加していくと失敗しません。
釣り場や好みに合う最適な1本を探してみてください。
≫5ft台のおすすめロッド特集
≫6ft台のおすすめロッド特集
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