軽くて繊細、それがUL。アジングが楽しくなるおすすめロッド7選

小さなアタリを感じ取るあの“コツッ”という瞬間。
それを最大限に楽しませてくれるのが、UL(ウルトラライト)アジングロッドです。

この記事では、ULロッドの魅力から選び方、実際に人気のモデルまでを徹底解説。
繊細なアジングの世界を、あなたもこの1本で体感してみませんか?

↓おすすめロッド↓

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管理人

ども。当サイトの管理人です。

釣りメディアのライター&ディレクターとして、これまでに1000本以上の記事制作に携わってきました。
雑食アングラーではありますが、なかでもアジングは大好物。いろんな道具と苦楽をともにしつつ、かれこれ10年以上はアジングをやり込んでいます

アジング道具については、そこいらの釣具屋店員サンよりもぜんぜん詳しい自負があります。

あなたにピッタリのギア選びをお手伝いできるよう、当サイトで役立つ情報をお届けしています。

目次

ULのアジングロッドとは

UL(ウルトラライト)クラスのアジングロッドは、軽量リグに適した設計が特長
感度と操作性が高く、ジグ単や軽めの遠投リグのコントロール精度が高いです。

ULクラスのロッドの一般的なルアーキャパは0.2〜3g前後(機種によっては〜5g)
ジグ単特化、もしくは軽めの遠投リグまでを快適に操作できるものが多いです。

ULロッドは、アジング初心者から中上級者まで、幅広いアングラーに愛されています。

ULが人気の理由|メリット・デメリット

メリット

  • 軽量ジグ単の操作性が高く、感度抜群
  • ロッド全体がしなやかでアタリを逃しにくい
  • 小型アジの引きをしっかり楽しめる

ULロッドの一番の魅力は、ジグヘッド単体(ジグ単)との相性の良さです。
穂先付近がしなやかに設計されており、軽い仕掛けでも思い通りに操作できます。

細身で軽量だから、手元に伝わる感度も抜群。
水中の流れの変化や、アジの小さなアタリまで感じ取ることができます。

さらに、柔らかいブランクは口切れによるバラシを防ぎ、小型アジでもしっかり引きを楽しめます。

デメリット

  • 飛距離が出にくく、広範囲のサーチが苦手
  • 大型アジやゲスト魚にはパワー不足
  • 強風時はラインコントロールが難しい

ULロッドの弱点は、パワーが控えめなぶん、サーチ範囲が狭いことです。
軽いジグ単や軽量リグが得意な設計なので、基本的に近距離の釣りに向いています。

そのため、アジが少し沖にいるときは、遠投力のあるLクラス以上のロッドに分があります。

また、ULはしなやかさを重視しているぶん、大型アジや他魚種が掛かったときはやや力負けしやすい傾向も。
とはいえ、ターゲットを小型〜中型に絞った繊細な釣りでは抜群の性能を発揮します。

アジングロッドの硬さについての基本解説

アジングロッドでよく使われる硬さは「XUL」「UL」「L」「ML」の4種類です。
初心者の方は、まずこの4つの中から候補を選ぶのが分かりやすいでしょう。

アジングロッドの硬さは、アルファベット(UL、Lなど)で表記されることが多い。主な選択肢としては、XUL、UL、L、MLの4種類ぐらい。無難に使いやすいのは、UL、Lの2クラス。
XULULLML
つよさ超よわいよわいふつうつよい
タイプ超フィネスフィネス万能パワー
ルアー重量(目安)〜2g〜5g〜8g〜15g

ULはこの中で“ちょい柔らかめ”な位置。ジグ単の操作性が高く、軽いリグを快適に扱えるのが魅力です。
それでいて、多少重い仕掛けもこなせるので汎用性もあります。

※ルアー対応重量もチェックしよう

ロッドの硬さ表記(UL・Lなど)は、メーカーごとに定義が異なります。
そのため、同じULでも実際のロッドの強さに差が生じるケースがあります。

実際のパワーを判断するうえで参考になるのが、対応ルアー重量です。
このスペック値を確認すれば、どのレンジのリグを最も快適に扱えるかが一目で分かります。

アジング用ULロッドでは、最大3〜5gクラスが標準的な設定。
本記事で紹介するおすすめモデルも、おおむねこの範囲を目安にセレクトしています。

≫アジングロッドの硬さ / 強さの選び方

失敗しないULアジングロッドの選び方

長さは5〜6ft台がおすすめ

ULロッドを選ぶとき、長さで迷う人も多いですが、基本は5〜6ft台がおすすめです。

アジングロッドの長さを選ぶときは、①5フィート台、6フィート台、7〜8フィート台の3カテゴリに分けて考えると良い。おすすめなのは、ジグ単(ジグヘッド単体)と相性が良い5〜6ft台のもの。

ジグ単メインなら短いほうが圧倒的に操作しやすく、手元と穂先の距離が近いぶん、アタリもダイレクトに伝わります。

リグとの相性の目安は以下のとおりです。

ジグ単遠投リグ(軽)
5ft台前半
5ft台後半
6ft台前半
6ft台後半

ジグ単特化なら5ft台、軽量スプリットキャロにも対応したいなら6ft台がおすすめです。

適合ルアー重量もチェック

ULロッドを選ぶときは、対応ルアー重量を確認するのも大切です。
ざっくり分けると、「〜3gクラス」と「〜5gクラス」に分かれます。

  • ジグヘッド単体(ジグ単)だけを使うなら → 〜3gクラス
  • 軽めの遠投リグも使いたいなら → 〜5gクラス

上記を目安に選ぶと、失敗しにくくなります。

もっと繊細な釣りに特化したい人は「XUL」クラス、
逆にもうちょい重さのある遠投リグを投げたい人は「L」クラスを選ぶという選択肢もあります。

ティップはソリッドが基本

アジングロッドのティップは主にソリッドティップチューブラーの2種類。

アジングにおけるチューブラーティップとソリッドティップの違い

現行のアジングロッドでは、ソリッドティップが主流です。
ソリッドティップは穂先が細く柔軟で、荷重感度に優れています。

流れの変化やアジの吸い込みバイトなど、わずかな違和感を明確に伝えてくれるのが特徴です。
また、しなやかさにより食い込みが良く、口切れやバラシの軽減にも効果的です。

チューブラーは操作性と反響感度に優れますが、違和感のようなアタリを取るにはやや不向き。

アジングにおけるチューブラーティップの短所

総合的に見て、ソリッドティップを選ぶほうが無難です。

できるかぎり軽いものが良き

ULロッドを選ぶときは、軽さにも注目してみましょう。

軽いロッドは感度が高く、操作性もアップします。手元の疲れが少ないので、長時間の釣りでも快適です。

軽いロッドほど値段は上がる傾向にありますが、予算に余裕があれば、できるだけ軽いモデルを選ぶとULロッドの繊細さをしっかり楽しめます。

目安としては、

  • 5ft台 → 40〜50g台
  • 6ft台 → 50〜60g台

低〜中価格帯ならこれぐらい軽ければ十分です。

ちなみに、上位モデルでは30g台の超軽量タイプもあります。
≫軽量アジングロッド特集

おすすめのULアジングロッド7選

24ソルパラ S622UL(メジャークラフト)

出典:メジャークラフト

「ソルパラ」は、初心者から支持され続けているメジャークラフトの定番シリーズです。

24年モデルでは、上位機種「鯵道」の設計思想を引き継ぎ、より使いやすく進化しました。

ブランク(ロッド本体)はしなやかで投げやすく、軽いジグヘッドでも気持ちよくキャスト可能。
6.2フィートというちょうど良い長さで、操作性と飛距離のバランスも抜群です。

24ソルパラの機種一覧

スクロールできます
Model全長(ft)継数(pcs)ルアー(g)ライン(lb)PEライン(号)標準自重(g)アクション
SPAJ-S582UL5’8″20.2-2.50.8-2.50.1-0.461EX.F
SPAJ-S622UL6’2″20.2-2.50.8-2.50.1-0.465EX.F
SPAJ-S582L5’8″20.2-30.8-2.50.1-0.464EX.F
SPAJ-S622L6’2″20.2-30.8-2.50.1-0.467EX.F
SPAJ-S682L6’8″20.2-30.8-2.50.1-0.472EX.F
SPAJ-S622M6’2″20.6-51-40.1-0.574EX.F
SPAJ-S682M6’8″20.6-51-40.1-0.578EX.F

≫メジャークラフトのアジングロッド全解説

20月下美人 アジング 510UL-S(ダイワ)

出典:ダイワ

「20月下美人 アジング」は、アジング初心者にも人気の高い定番モデル。
510UL-Sは、軽さと操作性のバランスが良い1本です。

重さはわずか50g台と軽量で、長時間使っても疲れにくい設計。
5フィート10インチという短めの長さで、細かなロッド操作がしやすく、ジグヘッド単体(ジグ単)の釣りに最適です。

最大5gまでのリグに対応しているため、軽めの遠投リグにも使える汎用性の高さも魅力。

20月下美人 アジングの機種一覧

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アイテム全長(m)継数仕舞寸法(cm)標準自重(g)先径/元径(mm)ルアー重量(g)適合ライン ナイロン (lb.)適合ライン PE(号)カーボン含有率(%)
55UL-S1.65286550.7/7.40.3~51~30.1~0.394
510UL-S1.78293570.7/7.90.3~51~30.1~0.394
68L-S2.032105630.7/9.90.5~81.5~40.1~0.496
78ML-S2.342121810.8/10.92~152~60.15~0.698
80ML-T2.442126851.1/11.42~152~60.15~0.697

≫ダイワのアジングロッド全解説

23ソアレBB アジング S58UL-S(シマノ)

出典:シマノ

「23ソアレBB アジング」は、シマノのアジングロッドのなかでも、初心者さんが手に取りやすい価格と性能を両立した入門モデルです。

ULクラスながら、独自技術「ハイパワーX」によりブランク(竿本体)の強度が高く、最大8gまでの仕掛けに対応。

ジグ単はもちろん、軽めのプラグや遠投リグまで幅広く使えます。
5.8フィートの短め設計なので操作性が高く、ジグ単メインで釣りを楽しみたい人にぴったりの1本です。

23ソアレBB アジングの機種一覧

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品番全長(ft.)全長(m)継ぎ方式継数(本)仕舞寸法(cm)自重(g)先径(mm)ルアーウェイト(g)適合ラインナイロン・フロロ(lb)適合ラインPE(号)グリップタイプリールシート位置(mm)リールシートタイプカーボン含有率(%)
S54SUL-S5’4″1.63逆並継284480.80.3-61-30.1-0.4セパレート156DOWNLOCK99.2
S58UL-S5’8″1.73逆並継289530.80.4-81-30.1-0.6セパレート174DOWNLOCK99.4
S64UL-S6’4″1.93逆並継299590.80.5-121-40.1-0.6セパレート210DOWNLOCK99.5
S610L-S6’10”2.08逆並継2106.5610.80.6-121.5-40.1-0.6セパレート239DOWNLOCK99.5

≫シマノのアジングロッド全解説

23コルトUX 572UL-HS(オリムピック)

出典:オリムピック

オリムピックの「コルトUX」は、シリーズの中でも最も手に取りやすい価格帯の入門モデルです。
2023年モデルでは、新設計グリップ「OP-01」を採用し、握りやすさと操作性がさらに向上しました。

感度と軽さに優れており、アジングの繊細な釣りをしっかり楽しめます。
572UL-HSはショートレングス設計で、ジグ単を中心とした近距離の釣りに最適。

上位モデルのような性能を感じられる、高コスパな1本です。

23コルトUXの機種一覧

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ModelLength
(m)
PowerActionWeight
(g)
Close
(cm)
Top Dia
(mm)
Section
(pcs.)
Lure
(g)
Line
(lb)
Price
(JPY)
482UL-HS1.43ULFast51740.720-1.8MAX2lb20,500
542UL-S1.63ULRegular-Fast54840.720-3MAX2lb20,700
572UL-HS1.7ULRegular-Fast5787.60.720-3MAX2lb20,800
612UL-HS1.86ULRegular-Fast5995.50.720-3MAX2lb21,000
612L-HS
1.86LExtra-Fast5995.60.720.3-4MAX3lb21,000
642L-HS1.94LExtra-Fast6299.60.720.5-5MAX3lb21,400
6102L-HS2.09LExtra-Fast641070.820.5-8MAX4lb22,200
742L-T2.24LFast73114.51.320.8-10MAX4/0.1-0.622,600
7102ML-HS2.39MLFast83122.5121-200.3-0.623,400

≫オリムピックのアジングロッド全解説

鯵道5G S582UL/AJI(メジャークラフト)

出典:メジャークラフト

メジャークラフトの「鯵道5G」は、高強度・高弾性カーボン素材「トレカT1100G」を採用した高性能アジングロッドです。

上位モデル顔負けの仕様を備えながら、実売2万円台という価格を実現したコストパフォーマンスの高さが特徴。

S582ULはジグ単専用のショートレングス仕様で、軽量ジグ単の繊細な操作や微妙なアタリ検知に優れます。

軽量・高感度の“王道セッティング”を体感できる実戦派モデルです。

鯵道5Gの機種一覧

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機種全長自重ルアー継数ラインPEラインアクション
AD5-S582UL/AJI5’8”ft50g0.2-2.5g2pcs0.8-2.5lb0.1-0.4号EX.F
AD5-S622UL/AJI6’2”ft54g0.2-2.5g2pcs0.8-2.5lb0.1-0.4号EX.F
AD5-S682UL/AJI6’8”ft57g0.2-2.5g2pcs0.8-2.5lb0.1-0.4号EX.F
AD5-S502L/AJI5’0”ft48g0.2-3g2pcs0.8-2.5lb0.1-0.4号EX.F
AD5-S582L/AJI5’8”ft50g0.2-3g2pcs0.8-2.5lb0.1-0.4号EX.F
AD5-S622L/AJI6’2”ft52g0.2-3g2pcs0.8-2.5lb0.1-0.4号EX.F
AD5-S682L/AJI6’8”ft54g0.2-3g2pcs0.8-2.5lb0.1-0.4号EX.F
AD5-S622M/AJI6’2”ft54g0.6-5g2pcs1-4lb0.1-0.5号EX.F
AD5-S682M/AJI6’8”ft56g0.6-5g2pcs1-4lb0.1-0.5号EX.F
AD5-S722H/AJI7’2”ft67g1-15g2pcs0.1-0.6号F
AD5-S832FC/AJI8’3”ft78g3-24g2pcs0.3-0.8号F

≫メジャークラフトのアジングロッド全解説

宵姫 爽 S63UL-solid(がまかつ)

出典:がまかつ

がまかつ「宵姫 爽」は、上位モデルの設計思想を継承した高感度・軽量仕様のエントリーモデルです。

2万円台の価格帯ながら、ミドルクラスではトップクラスの軽量化を実現。
ブランクス設計とティップ構造により、感度と操作性を高次元で両立しています。

S63UL-solidは、ジグ単主体の近距離戦に加え、スプリットリグなどを使った中距離攻略にも対応。
フィネス性能を重視しながらも、汎用性の高い一本です。

宵姫 爽の機種一覧

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モデルNo.標準全長(ft/cm)標準自重(g)ルアーウエイト(g)仕舞寸法(cm)パワー使用材料(%)継数(本)適正ライン(PE/号)適正ライン(ナイロン/lb)先径(mm)グリップ長(mm)
S53FL-solid5’3″(160)460.1~285FLC99.5 G0.520.1~0.30.8~1.50.75175
S58FL-solid5’8″(173)500.1~2.591FLC99.5 G0.520.1~0.30.8~1.50.75190
S63UL-solid6’3″(190.5)540.1~499.5ULC99.5 G0.520.1~0.30.8~20.8205
S73L-solid7’3″(221)600.1~10115LC99.5 G0.520.1~0.31~30.85255
S78M-solid7’8″(234)660.7~16121.5MC99.5 G0.520.2~0.51~40.9290

≫がまかつのアジングロッド全解説

ソルティーステージ プロトタイプ アジング 642ULSS(アブガルシア)

出典:アブガルシア

「ソルティーステージ プロトタイプ」は、アブガルシアの中でも高い品質と性能を両立したシリーズです。

最先端の「TAF製法」を採用し、100%国産カーボンで作られています。
そのため、軽くて高感度、しかも強いという三拍子がそろった仕上がりです。

出典:アブガルシア

642ULSSは、軽いジグ単から少し重めの遠投リグまで使える万能モデル。
アジング初心者のステップアップにも、上級者のメインロッドにもおすすめです。

機種一覧

モデル名全長自重ルアー(g)パワー/調子
XAJS-552ULT-ST5’5″ (165.1cm)47g0.1-10ULT/スロー
XAJS-5102LSS5’10” (177.8cm)50g0.1-7L/掛け調子
XAJS-632ULT-ST6’3″ (190.5cm)50g0.1-14ULT/スロー
XAJS-642ULSS6’4″ (193.0cm)51g0.1-5UL/掛け調子
XAJS-6102LSS6’10” (208.3cm)54g0.1-7L/掛け調子

≫アブガルシアのアジングロッド全解説

まとめ

ULロッドの魅力は、なんといっても“感じる釣り”ができること。
軽いジグヘッドを操り、わずかな潮の変化を察知して掛ける。その一瞬の駆け引きこそ、アジングの醍醐味です。

自分の手にしっくりくる一本を見つければ、釣りの世界が変わります。
本記事の内容も参考にしつつ、あなたにピッタリな相棒を探してみてください。

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