アジング初心者必見!ロッドとリールのおすすめ組み合わせを厳選紹介。
釣果に直結する「タックルバランス」の秘密や、ロッドの長さ・硬さ、リールの番手・ギア比といった選び方の基本も分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたの予算やレベルに合った最適なロッド&リールの組み合わせが見つかります。
管理人ども。当サイトの管理人です。
釣りメディアのライター&ディレクターとして、これまでに1000本以上の記事制作に携わってきました。
雑食アングラーではありますが、なかでもアジングは大好物。いろんな道具と苦楽をともにしつつ、かれこれ10年以上はアジングをやり込んでいます。
アジング道具については、そこいらの釣具屋店員サンよりもぜんぜん詳しい自負があります。
あなたにピッタリのギア選びをお手伝いできるよう、当サイトで役立つ情報をお届けしています。
結論:初心者が最初の1セットで失敗しない組み合わせはコレ!


さっそく結論からお伝えします。
数ある選択肢の中で、アジング初心者が最初の1セットで失敗しない「黄金の組み合わせ」はこちらです。
- ロッド (竿):
- 長さ: 6ft (約1.8m) 前後
- 硬さ: UL (ウルトラライト) 〜 L (ライト)
- ティップ (穂先): ソリッドティップ
- リール:
- 番手 (サイズ): 2000番
- ギア比: ノーマルギア
- 総重量の目安:
ロッドとリールを合わせて270g以下 (例: ロッド70g以下 + リール200g以下) をひとまずの基準に。
このセットは、アジングの基本である軽い仕掛け「ジグ単」を快適に扱える繊細さが魅力です。
それでいて、ジグ単よりも少し重い「フロートリグ」を使って遠くのポイントを探ることも可能。
繊細な釣りを軸にしつつ、幅広い状況に対応できる、バランスの取れた万能な組み合わせと言えます。
なぜ?アジングはロッドとリールの「組み合わせ(バランス)」が命と言われる理由
アジングでは、ロッドとリールを組み合わせた際の「タックルバランス」もわりと重要です。
タックルバランスとは、ロッドにリールを装着した状態での重心位置のこと。
重心が手元(グリップ部)に近ければ、タックルが軽く感じられ、アジの繊細なアタリを感じやすくなります。
グリップの近くに重心があれば穂先が軽く感じられるため、操作性や感度が上がる。


逆に、重心位置がグリップから竿先に寄れば寄るほど、竿先が重い「先重り」の状態に。
体感的なタックル重量が重くなり、感度や操作性が鈍ってしまうため注意が必要です。
バランスが良いタックルを使うメリット
良いバランスのタックルは、単に快適なだけではありません。釣果に直結する具体的なメリットをもたらします。
- 感度が向上する:
ティップ側が体感的に軽くなることで、アジがルアーを吸い込む微細なアタリや、重みがフッと消える「抜けアタリ」を感知しやすくなる。 - 操作性が上がる:
軽量ルアーの操作精度が上がり、より有効なアクションでアピールできる。釣りの再現性がアップするのもGood! - 長時間でも疲れない:
実際の重さよりも軽く感じられ、長時間の釣りでも集中力が持続しやすくなる。



いきなりバランスが…
って言われても、よくわからんのだが。



最初はそう思いますよね。わかります。
でも実はそこまで心配する必要はありません。
最近のロッドは、メーカーが最初からバランスを考えて設計してくれています。
極端に使いにくいものは少ないので、初心者のうちは、竿の細かい重心の位置を気にしすぎる必要はありません。
アジングロッド選びの「4つの鉄則」


タックルバランスの重要性を理解した上で、まずはその土台となるロッドの選び方を見ていきましょう。初心者さんが押さえるべきポイントは、以下の4つです。
- 長さ:6ft前後が使いやすい
- 硬さ:UL〜Lが無難
- ティップ:ソリッドが定番
- 重さ:70g以下を目安に
① 長さ:6ft前後が使いやすい
ロッド選びで迷ったら、6ft(約1.8m)前後を選びましょう。
これが初心者の方にとって最も使いやすい「基準の長さ」です。


短すぎる竿(5ft未満)は飛距離が出ませんし、長すぎる竿(7ft以上)はアジのアタリが分かりにくくなる傾向があります。
多くの人が訪れる釣り場で、軽い仕掛けを繊細に扱いながらも、ある程度遠投もできる。この「繊細さ」と「汎用性」を両立しているのが6ft前後なのです。
≫アジングロッドの長さ選び完全ガイド
≫5ft台 / おすすめショートロッド
≫6ft台 / おすすめ万能ロッド
② 硬さ:UL〜Lが無難
ロッドの硬さは、記号で「UL(ウルトラライト)」や「L(ライト)」のように表されます。
アジングではULからLぐらいの硬さ(適合ルアー重量でいうと最大5gぐらいのもの)が無難です。
理由は、アジングの主軸となる1g前後の仕掛けと相性がいいからです。


硬すぎる竿では、軽いルアーの重みを乗せて投げることができません。
柔らかい竿がしなやかに曲がることで、ルアーを遠くまで弾き飛ばせるのです。
③ ティップ:ソリッドが定番
穂先には、しなやかな「ソリッドティップ」(中身が詰まった穂先)と、張りがある「チューブラーティップ」(中が空洞の穂先)の2種類があります。


初心者さんには、ソリッドティップが最適です。
その最大の理由は「感度の良さ」。アジがルアーをくわえた瞬間の「コンッ」というアタリはもちろん、重みがスッと消えるような小さな変化も感じ取れます。
さらに、穂先が柔らかいので、アジのバイトを弾きにくく、魚の口が切れてしまう「バラシ」も減らしてくれる、メリットの多い穂先です。
④ 重さ:「70g以下」を目安に
アジングでは、ロッドの重さは「70g以下」を目安に、ある程度は軽いものを選びたいですね。
軽いロッドは、それ自体がアジの小さなアタリを伝えやすい「高感度」に繋がります。
また、軽いリールと組み合わせることで、長時間投げ続けても腕が疲れにくく、集中力が途切れにくくなります。


ちなみに軽さの評価は、ロッドの長さや硬さ、価格帯によって異なります。
詳細を知りたい方は、軽量ロッドについて解説した以下の記事をチェックしてみてください。
アジングリールの選び方「3つの基本」


次に、ロッドと対になるリールを選んでいきましょう。押さえるべき基本は3つです。
- 番手(サイズ):「2000番」が基本
- ギア比:ゆっくり巻ける「ノーマルギア」がおすすめ
- 重さ:最低でも「200g以下」を目安に
① 番手(サイズ):「2000番」が基本
リールのサイズ(番手)は、アジングでは2000番を選ぶのが最も失敗がありません。


アジングで使う細いライン(エステルラインなど)を十分に巻ける容量があり、リール自体も軽いため、ロッドとのタックルバランスが取りやすいのが大きな理由です。
1000番だと、軽さは2000番とほぼ同じなのに、遠投が必要な仕掛けと相性が悪く、汎用性が低くなります。
また、2500番はパワーや糸の容量がアジングには過剰で、繊細な釣りには向いていません。


というわけで、2000番が安パイです。
② ギア比:ゆっくり巻ける「ノーマルギア」がおすすめ
リールのギア比は、ハンドルを回したときの「糸の巻き取りスピード」だとイメージしてください。
アジングでは、ノーマルギア(またはローギア)を使うのが一般的です。
- ハイギア: 速く巻けるが、巻き心地は少し重い。
- ノーマルギア/ローギア: ゆっくり巻ける、巻き心地は軽い。


アジングはルアーをフワフワと「ゆっくり」誘うのが基本。
速く巻けるハイギアを使うと、ルアーを速く動かしすぎてしまい、アジが食いつく機会を逃しがちです。


ノーマルギアやパワーギアなら、自然とスローに巻けるため、ルアーをアジの目の前に長く留めることができます。
③ 重さ:最低でも「200g以下」を目安に
アジングリールは、「200g以下」を目安に、なるべく軽いものを選びましょう。
リールの重さは、アジのアタリを感じる「感度」や、ルアーを操作する「操作性」に直結します。
軽いリールは、長時間の釣りでも腕が疲れにくく、集中力が途切れにくいというメリットもあります。


最低でも200g以下、できることなら180g以下、さらに高みを目指すなら150g以下のモデルがおすすめです。
ただし、リールの軽さと価格はおおむね比例します。(軽いリールほど値段が高い)
無理をして高いリールを買う必要はなく、ご自身の予算の中で、「できるだけ軽いもの」という方針で選ぶのがおすすめです。
【予算・レベル別】アジングロッドとリールのおすすめ組み合わせ7選
ロッドとリール選びの基本がわかったところで、いよいよ具体的な組み合わせを見ていきましょう。
ここでは、予算と釣りへの本気度に合わせて選べる7パターンのおすすめセットを紹介します。
| 予算 | ロッド | リール | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 約2万円 | ダイワ アジメバルX | ダイワ 23 レガリス | 驚異的なコストパフォーマンス。癖のない素直な調子で、アジング入門に最適な組み合わせ。 |
| 約3万円 | オリムピック 23 コルトUX | ダイワ 23 レガリス | 1万円台とは思えない超高感度ロッドと軽量リールの組み合わせ。入門の枠を超えた本格派セット。 |
| 約4万円 | メジャークラフト 鯵道5G | ダイワ 25 カルディア | 最新カーボン素材「T1100G」採用ロッドと、モノコックボディ搭載リール。軽さと剛性を両立した中級者向け鉄板セット。 |
| 約5万円 | がまかつ 宵姫 爽 | シマノ 24 ヴァンフォード | 異次元の軽さを誇る「宵姫」ブランドのロッドと、巻き出しの軽さが魅力のリール。操作性を極める組み合わせ。 |
| 約6万円 | シマノ 21 ソアレXR | シマノ 24 ヴァンフォード | 上位機種の技術を多数搭載。カーボンモノコックグリップがもたらす「響く」感度は、新たなアジングの世界を見せてくれる。 |
| 約7万円 | ダイワ 23 月下美人 AIR | ダイワ 24 ルビアス | ダイワのライトゲーム技術の結晶。AGS(エアガイドシステム)と超軽量リールがもたらす究極の感度と操作性。 |
| 約8万円 | がまかつ 宵姫 華弐 | ダイワ 24 ルビアス | がまかつの最高峰ロッドとダイワの軽量リールの組み合わせ。アジングを極めるための究極の選択肢の一つ。 |
① 予算2万円:アジメバルX + 23レガリス


ロッド「アジメバルX」は、癖のないしなやかなブランクスで軽量ルアーを投げやすく、初心者に最適な一本。
リール「23 レガリス」は、この価格帯では革命的とも言える軽さ (175g〜) を実現し、完璧なタックルバランスの構築を可能にします。
まさに「これからアジングを始める人のためにある」と言える、最高のスタートセットです。
おすすめロッド
おすすめリール
② 予算3万円:23コルトUX + 23レガリス


「23 コルトUX」は、1万円台のロッドながら上位機に迫る性能が実装された人気ロッド。
テンションが抜けるアタリまで拾う感度性能に定評があります。
これに軽量な「23 レガリス」を組み合わせることで、手頃ながらかなり高レベルな操作感と感度を手に入れることができます。
入門タックルの枠でありながら、長く使える本格派セットです。
おすすめロッド
おすすめリール
③ 予算4万円:鯵道5G + 25カルディア


ロッド「鯵道5G」は、最新カーボン素材「T1100G」と独自の「R360構造」を採用し、軽さと感度、操作性を高次元で実現。
リール「25 カルディア」は、剛性の高いモノコックボディとエアドライブデザインにより、滑らかで力強い巻き心地が特徴です。
軽快な操作性とパワーを両立させたい中級者におすすめの組み合わせです。
おすすめロッド
おすすめリール
④ 予算5万円:宵姫 爽 + 24ヴァンフォード


「宵姫 爽」は、がまかつのライトゲームブランド「宵姫」の名を冠した高感度・軽量ロッド。2万円台のロッドの中でもトップクラスの軽さを誇ります。
シマノの「24 ヴァンフォード」は、巻き出しの軽さを追求したMGLシリーズの中核モデルで、繊細な操作に貢献します。
ひと味違う操作性を追求したいアングラーに最適です。
おすすめロッド
おすすめリール
⑤ 予算6万円:21ソアレXR + 24ヴァンフォード


シマノの「ソアレ XR」は、中空構造で振動を増幅させる「カーボンモノコックグリップ」を搭載し、アタリを「響き」として伝える異次元の感度を誇ります。
リールには、同じくシマノの軽量・高レスポンスモデル「ヴァンフォード」を。
この組み合わせは、今まで感じられなかった微細なアタリや水流の変化まで捉え、アジングの奥深さを教えてくれるはずです。
おすすめロッド
おすすめリール
予算7万円:23月下美人 AIR + 24ルビアス


ダイワの「月下美人 AIR」ロッドは、カーボン製の「AGS(エアガイドシステム)」を搭載し、驚異的な軽さと感度を実現。
リールには、同じくダイワの軽量リールの代名詞「ルビアス」を組み合わせます。
タックル全体の圧倒的な軽さがもたらす感度と操作性は、まさに異次元。
アジングを次のレベルへと引き上げてくれるでしょう。
おすすめロッド
おすすめリール
予算8万円:宵姫 華弐 + 24ルビアス


「宵姫 華弐」は、がまかつが持てる技術の粋を集めて作り上げた本格ロッド。
超高感度ソリッドティップと徹底的に作りこまれたブランクスは、究極の操作性を実現します。
これに「ルビアス」を合わせることで、かなり軽量なタックルを組むことができます。
水中のすべてを掌握し、アジングという釣りを極めたいと願うアングラーのための、究極の組み合わせです。
おすすめロッド
おすすめリール
よくある質問
Q. ネットや釣具屋さんで売ってる「入門セット」ってどうなの?
A. あまりおすすめしません。
安い入門セットは、古いモデルや売れ残りの商品が使われていることが多く、同価格帯の最新モデルと比べてスペックや性能が劣る場合がほとんどです。
一見お得に見えますが、中長期的なコスパで考えるとイマイチなことも…。
少し予算を足してでも、この記事で紹介したようなロッドとリールを個別に揃える方が、長く快適に使え、上達への一番の近道になります。
Q. ロッドとリールのメーカーって統一したほうがいいの?
A. どちらでも構いません。
メーカーを揃えたからといって、釣果が上がるような性能的なメリットは基本的にありません。
ロッドは感度の良いメーカー、リールは巻き心地が良いメーカーなど、各社の得意な部分だけを選んで組み合わせるのが賢い方法。
もちろん、見た目の統一感を出したいなどの理由でメーカー統一するのもぜんぜんOK。
つまり、ロッドとリールのメーカーは、揃えても揃えなくてもいいってことです。
Q. 1万円のタックルと5万円のタックル、釣果にそんなに差が出ますか?
A. 釣果には、それほど大きな差は出ません。
釣果を伸ばすには、高い道具よりも「どこにアジがいるか」という知識や、ルアーを操る「技術」の方がずっと重要だからです。
上手な人は、安いタックルでもしっかり釣れます。
では、価格の差はどこにあるかというと、主に「感度」です。高いタックルは水中の情報を多く伝えてくれるので、釣りを深く理解し、より楽しむために役立ちます。
Q. 予算が限られている場合、ロッドとリール、どちらにお金をかけるべき?
A. ロッドに多く予算を割くことをおすすめします。
アジングでは、どれだけ小さなアタリを感知できるかという「感度」が非常に重要です。
この感度を決めているのがロッドだからです。
リールはラインを巻ければ役割を果たせますが、ロッドは水中の情報を逃さず伝えてくれる命綱。
コスパ良くタックル性能を強化するなら、ロッドに優先的に予算を配分するのがおすすめです。
まとめ:最高の相棒を見つけてアジングを楽しもう!


アジングタックル選びでは、ロッドとリール単体の性能だけでなく、二つを合わせた「組み合わせ」も重要。
目指すのは「軽量」かつ「先重りしない」組み合わせです。
「バランスって難しそう…」と感じたかもしれませんが、大丈夫。
有名メーカー製ロッドなら、たいていはタックルバランスも考慮されています。
絶望的にバランスが悪いロッドってのは、ほぼないと思ってOKです。
この記事で解説した選び方の基本を参考に、あなただけの最強タックルを探してみてください。
おすすめの組み合わせ(タップで戻れます)
| 予算 | ロッド | リール | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 約2万円 | ダイワ アジメバルX | ダイワ 23 レガリス | 驚異的なコストパフォーマンス。癖のない素直な調子で、アジング入門に最適な組み合わせ。 |
| 約3万円 | オリムピック 23 コルトUX | ダイワ 23 レガリス | 1万円台とは思えない超高感度ロッドと軽量リールの組み合わせ。入門の枠を超えた本格派セット。 |
| 約4万円 | メジャークラフト 鯵道5G | ダイワ 25 カルディア | 最新カーボン素材「T1100G」採用ロッドと、モノコックボディ搭載リール。軽さと剛性を両立した中級者向け鉄板セット。 |
| 約5万円 | がまかつ 宵姫 爽 | シマノ 24 ヴァンフォード | 異次元の軽さを誇る「宵姫」ブランドのロッドと、巻き出しの軽さが魅力のリール。操作性を極める組み合わせ。 |
| 約6万円 | シマノ 21 ソアレXR | シマノ 24 ヴァンフォード | 上位機種の技術を多数搭載。カーボンモノコックグリップがもたらす「響く」感度は、新たなアジングの世界を見せてくれる。 |
| 約7万円 | ダイワ 23 月下美人 AIR | ダイワ 24 ルビアス | ダイワのライトゲーム技術の結晶。AGS(エアガイドシステム)と超軽量リールがもたらす究極の感度と操作性。 |
| 約8万円 | がまかつ 宵姫 華弐 | ダイワ 24 ルビアス | がまかつの最高峰ロッドとダイワの軽量リールの組み合わせ。アジングを極めるための究極の選択肢の一つ。 |
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