アジング初心者さんが知っておくべきロッドの基礎知識や選び方をわかりやすく解説。
ロッド選びに失敗しないためのポイントを凝縮し、おすすめロッドも掲載しています。
この記事の内容
- アジングロッドの基礎知識
アジングロッドの特徴や種類、専用ロッドの必要性を解説。 - 初心者向けロッド選びのコツ
ロッドの長さ、硬さ、ティップの種類、重さ、予算… 選び方のポイントを徹底解説。 - 入門におすすめのロッドランキング
初心者でも安心して使える人気モデルをランキング形式でご紹介。
管理人ども。当サイトの管理人です。
釣りメディアのライター＆ディレクターとして、これまでに1000本以上の記事制作に携わってきました。
雑食アングラーではありますが、なかでもアジングは大好物。
いろんな道具と苦楽をともにしつつ、かれこれ10年以上はアジングをやり込んでいます。
アジング道具については、そこいらの釣具屋店員サンよりもぜんぜん詳しい自負があります。
あなたにピッタリのギア選びをお手伝いできるよう、当サイトで役立つ情報をお届けしています。
アジングロッドの基礎知識
アジングロッドとは？
アジングロッドは、アジをルアーで釣るために作られた専用の釣り竿です。
アジングロッドの特徴
- 感度が高い
アジ特有の小さなアタリを察知するために、高い感度が求められる。 - 操作性が高い
軽いルアーを投げやすく、操作しやすいような設計になっている。
アジングロッドにはどんな種類がある？
アジングロッドには、「スピニングロッド」と「ベイトロッド」の2種類があるんですが、圧倒的に主流なのはスピニングロッド。
スピニングロッドの利点
- 軽い仕掛けが扱いやすい
- ライントラブルが少ない
管理人ベイトロッドは、アジング上級者がマニアックな釣りを楽しむためのものって立ち位置。
アジング初心者さんなら、スピニングロッド一択です！
専用ロッドは必要？代用できないの？
代用はふつうにできる
結論をいうと、こんな感じ↓です。
- 他ジャンルのロッドでも代用できなくはない
- でも、専用ロッドがあるとアジングがより楽しくなる
メバリングロッドなど、強さが似たような竿ならふつうにアジングはできます。
本腰を入れるなら専用ロッド入手がおすすめ
とはいえ、アジング専用ロッドは
- アタリのとりやすさ
- フッキングのしやすさ
- 軽量ルアーの扱いやすさ
といった項目がアジングに最適化されています。
初心者向けアジングロッドの選び方
どんなロッドを選ぶべき？
入門ロッド選びのポイントをざっくりいうと、
「万能さ」と「繊細さ」のバランスが取れているロッドを選ぶこと。コレが重要です。
- 万能さ
いろいろなルアーの重さに対応できて、ジグ単（ジグヘッド単体）だけでなく、ちょっとした遠投もできる使い勝手の良さ。 - 繊細さ
軽いルアーをしっかり操作できて、アジの小さなアタリも感じ取れる感度の高さ。
この2つは、どちらかに偏りすぎるともう一方が弱くなってしまいます。
だから、最初の1本は「どちらもバランスよく備えているロッド」を選ぶのがベストです。
ロッドの長さはどれぐらいがいい？
アジングロッドの長さは「フィート」と「インチ」で表されます。
市販されているアジングロッドは、
だいたい5〜8フィート（約1.5〜2.5m）のものが多いです。
この中で、初心者さんにおすすめなのはズバリ6フィート台！
6フィート台を推す理由
- ルアー操作がしやすい
長すぎないので、アジングの主役「ジグ単」の細かい操作がしやすいです。 - 汎用性が対応力が高い
ほどよい長さがあるので、遠投リグも使いやすく、足場が高い場所でも対応しやすいです。
管理人個人的には、6.3ft前後が入門ロッドとしてベストだと思います！
もっと短いロッドや長いロッドはどうなの？
- 短いロッド（〜5フィート台）
ジグ単の操作性や感度は良いが、遠投リグが使いづらい。
＝「万能さ」が不足 - 長いロッド（7フィート台〜）
飛距離やパワーはアップするが、軽いルアーの操作性や感度が落ちる。
＝「繊細さ」が不足
なので…
ロッドの硬さはどう選ぶ？
アジングロッドの硬さは、「UL」や「L」などアルファベットで表記されています。
アジングロッドで主流の硬さは、主にこの4種類です。
| 硬さ | 強さ | 主な用途 | 対応ルアー重量 |
|---|---|---|---|
| XUL | 超柔らかい | 超軽量ジグ単専用 | 〜2g |
| UL ☆オススメ | やや柔らかい | ジグ単メイン＋たまに遠投 | 〜5g |
| L ☆オススメ | 普通 | ジグ単＋遠投 | 〜8g |
| ML | やや硬い | 遠投リグ専用 | 〜15g |
このなかで初心者さんにおすすめなのは「UL」「L」の2クラスです。
UL、Lを推す理由
- ジグ単を使いやすい
ほどよい柔らかさがあるから、アジングの主力「ジグ単」を投げやすく、操作もしやすい。 - 遠投にも対応
遠投もできるから、ジグ単の射程にアジがいなくても困らない。 - 汎用性が高い
ジグ単に必要な繊細さ（感度・操作性）がありながら、軽めの遠投もこなせるため、1本でいろんな状況に対応できる。
※ルアー対応重量も忘れずにチェック！
ちなみに、ロッドのパワー表記（UL、Lなど）と実際の強さは、
メーカーによって規格が異なるので注意が必要です。
例えば…
- A社のUL：ルアー対応重量が最大3g
- B社のUL：ルアー対応重量が最大8g
なんてこともザラにあります。
だから、ロッドの硬さを選ぶときは…
硬さの表記だけでなく
ルアー対応重量も
きちんとチェックする
ことをお忘れなく。
ティップはどれがおすすめ？
アジングロッドの「ティップ」とは、竿先の部分のこと。
ティップ（穂先）は主にソリッドとチューブラーの2種類があり、
初心者さんならソリッド一択です。
- ソリッドティップ ☆オススメ
竿先が細くて柔らかいのが特徴。
アジの小さなアタリをとらえやすく、しなやかに曲がるからフッキングも易しい。
アジングの難易度を下げてくれるティップ→初心者さんにオススメ。
- チューブラーティップ
竿先が中空構造で、やや硬め。竿先の張りが強いので、遠投リグなど重めの仕掛けを操作しやすい。
ソリッドと比べると自動フッキング率が低いため、初心者さんには非推奨。中上級者向けのティップといえる。
管理人てことで、無難なソリッドティップを選んでおけば間違いないです。
重さって気にしたほうがいいの？
ロッドの軽さは、アジングでとても大事なポイントです。
軽量ロッドのメリット
- 感度が良い
アジの小さなアタリがわかりやすい - 操作性が高い
軽いルアーを操作しやすいから、アジングが楽しくなる - 疲れにくい
長時間釣りをしても、手や腕が疲れにくいから集中力が続く
もちろん、軽さだけがロッドの性能を決めるわけではありませんが、
できるだけ軽いものを選ぶのがおすすめです。
入門ロッドはそこそこ軽ければOK！
ただし、軽いロッドは基本的に値段も高め。
初心者のうちから無理してクッソ軽いロッドを買う必要はありません。
目安として、入門用の「6ft台・UL〜Lクラス」のロッドでいうと、
70g以下なら
じゅうぶんに軽い
と言えます。
軽さ判断の目安
管理人軽さについては、いい意味で妥協していきましょう。
入門ロッド選びでは、性能よりもコスパにこだわったほうがいいと思うので💡
予算はどれぐらいあればいい？
アジングロッドは、いろんな価格帯で発売されており、値段と性能はおおむね比例します。
相場感をわかりやすい表にするとこんな感じ↓です。
アジングロッドの相場感
| 価格帯 | クラス | 初心者 | 中級者 | 上級者 |
|---|---|---|---|---|
| 1万円未満 | エントリー | ◯ | △ | △ |
| 1万円台 | ◎ | ◯ | △ | |
| 2万円台 | ミドル | ◯ | ◎ | ◯ |
| 3万円台 | △ | ◎ | ◯ | |
| 4万円台〜 | ハイエンド | △ | ◯ | ◎ |
どのメーカーのロッドがおすすめ？
アジングロッドって、実はめちゃくちゃたくさんのメーカーから発売されています。
そんな中で、まずチェックしてほしいのが
アジングロッド界の
5大メーカー
※管理人の主観で選定
です！
アジングロッドの5大メーカー
- ダイワ
- シマノ
- メジャークラフト
- オリムピック
- がまかつ
「メーカーの違いなんてよく分からない…」という人は、とりまこの5社から選べば間違いないです。
5大メーカーの比較一覧
| ダイワ | シマノ | メジャークラフト | オリムピック | がまかつ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 日本を代表する大手メーカー。軽量・高感度で操作も快適なピンシャン調子が特徴。ライトゲーム用品は「月下美人」ブランドを中心に展開中！ | 日本を代表する大手メーカー。心地よい張りがあり、キャストや操作のフィーリングが良いロッドが多い。ライトゲーム用品は「ソアレ」ブランドを中心に展開中！ | 低〜中価格帯のアイテムが充実し、コスパに定評があるメーカー。「鯵道」シリーズは、絶賛する人が多い価格破壊ロッド。コスパ重視派の人は見逃し厳禁。 | 大人気の「コルト」シリーズを展開するメーカー。感度・操作性が高く、実戦力が高い！ゴルフシャフトも製造しており、カーボンの加工技術がエグい。 | アジング界でもトップ級の軽さ・感度を誇る「宵姫」シリーズを展開中！感度を妥協したくない中上級者から人気。ロッド設計には神腕アジンガー藤原真一郎氏もジョイン。 |
| 主な アジング ロッド 製品 | 月下美人EX 月下美人AIR 月下美人MX アジング 月下美人 アジング アジメバルX | ソアレ リミテッド ソアレ エクスチューン ソアレXR ソアレSS アジング ソアレTT アジング ソアレBB アジング | 鯵道5G 鯵道1G ソルパラ | スーパーコルトAT スーパーコルト コルト プロトタイプ コルト コルトUX | 宵姫 天 宵姫 華弐 宵姫 爽 |
| 価格帯 | 1万円未満〜7万円台 | 1万円未満〜7万円台 | 1万円未満〜2万円台 | 1〜12万円台 | 2〜4万円台 |
| 初心者 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 中級者 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 上級者 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
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初心者におすすめのアジングロッドランキング
ここからは、アジング初心者さんにおすすめのロッドをランキング形式で紹介していきます。
おすすめランキング
- 20月下美人 アジング
S68L-S（ダイワ） - 24ソルパラ アジング
S622M（メジャークラフト） - 23コルトUX
612L-HS（オリムピック）
管理人どれがいいかわからないって人は、とりあえずこの中から買っとけば間違いありません。
20月下美人 アジング
S68L-S（ダイワ）
20月下美人 アジングの特徴
- 「月下美人」シリーズの入門機
シリーズでは最安の実売1万円ちょい。
コスパ最強のエントリーロッドとして、初心者を中心に多くのアングラーに愛されている。 - エントリー機とは思えない軽量設計
独自の高品質カーボン素材「HVFカーボン」などを採用。
主力の5〜6ft台モデルは50〜60g台と、エントリー機にしてはかなり軽量。 - 小さなアタリを伝える感度性能
ダイワ独自の高性能ソリッドティップ「メガトップ」を搭載。
アジの小さなアタリや、流れの変化を手元まて伝達。 - 現環境のコスパ最強格入門ロッド
入門クラスとは思えないハイスペックを備えながら、お値段は1万円ちょい。
優秀なロッドをひしめくアジング入門機界隈でも、屈指のコスパを誇る！
管理人管理人は510UL-Sを愛用中。
感度や操作性など、アジングに必要な性能が高次元で実装されていて、「これが本当に1万円ちょい？」と驚きました。
おすすめ機種「S68L-S」の特徴
- 汎用性が高い長さ
堤防や漁港など、アジングの定番ポイントに広く適応する長さ。 - 幅広い仕掛けに対応するパワー
ジグ単だけでなく、遠投リグ、ハードルアーに広く対応。
1本でなんでもできる頼もしさ。 - 6ft台後半で自重63gの軽量設計
「HVFカーボン」などの恩恵もあり、かなりの軽量設計。
高い感度や操作性の源に。 - 高感度なソリッドティップを搭載
感度をアップさせる高性能ソリッドティップ（メガトップ）を搭載。
アタリを感じて掛けるというアジングの基本をつかみやすい。
スペック
| 全長（m） | 継数 | 仕舞寸法（cm） | 標準自重（ｇ） | 先径/元径（mm） | ルアー重量（ｇ） | 適合ライン ナイロン （lb.） | 適合ライン PE（号） | カーボン含有率（％） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2.03 | 2 | 105 | 63 | 0.7/9.9 | 0.5～8 | 1.5～4 | 0.1～0.4 | 96 |
ダイワのアジングロッド解説
24ソルパラ アジング
S622M（メジャークラフト）
24ソルパラ アジングの特徴
- ロングセラーの超人気シリーズ
「ソルパラ」は、ジャンルをまたいで支持される定番シリーズ。
先代「ソルパラ」は絶大な人気を博した名機。 - アンダー1万円としては破格の軽さ
最新の2024年モデルは、1万円未満とは思えない軽さに。
最軽量モデル60g台〜、万能な6ft台モデルでも70g台と軽量。 - 「鯵道」のDNAを継承
評判が良い上位シリーズ「鯵道」の設計思想を継承。
アジングに必要な基本性能と、トラブルを回避する快適性をバランスよく実装。
メジャークラフト公式の解説動画
S622Mの特徴
- 万能な長さ＆硬さ
ルアー対応重量はMax5g。
長さはいろんな仕掛けを扱いやすい6ft2in。
幅広いシチュエーションで万能に機能するセッティング。 - 小アジからデカアジまで対応する強さ
大小さまざまなアジに適応する強さを採用。
年間を通してアジングを楽しめる設計になっている。 - 繊細なソリッドティップを採用
違和感のようなアタリも感知できるように、高感度なソリッドティップを採用。
近年重要性が増している軽量ジグヘッドにもしっかり対応。
スペック
| Model | 全長（ft） | 継数（pcs） | ルアー(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | 標準自重(g) | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SPAJ-S622M | 6’2″ | 2 | 0.6-5 | 1-4 | 0.1-0.5 | 74 | EX.F |
メジャークラフトのアジングロッド解説
23コルトUX
612L-HS（オリムピック）
23コルトUXの特徴
- メガコスパロッドの最新版
コストパフォーマンスの高さで人気を集めた「20コルトUX」の後継モデル。
エントリーモデルながら、実釣性能や使い心地が大幅に向上。 - 本格性能が1万円台後半〜
1万円台後半から手に入る価格帯でありながら、上位機種に迫るスペックを実現。
先代より価格は上がったものの、コスパの高さは健在。 - グリップが大進化
軽量・高感度なオリジナルグリップ「OP-01」を搭載。
従来の汎用リールシートから進化し、手元の感度と操作性がさらにアップ。
管理人管理人は先代「20コルトUX」の612L-HSを愛用中。
ジグ単から軽めの遠投まで、近〜中距離のゲームが圧倒的に快適で、感度も申し分なし。かなり推せるロッドです。
※20コルトUX
642L-HSの特徴
- 幅広く使える絶妙な長さとパワー
6ft4inの長さとLクラスの硬さで、近距離から中距離まで幅広いアジングに対応。
「繊細さ」と「万能さ」を両立したバランス型のセッティング。 - 張りのあるソリッドティップを搭載
穂先には硬めのソリッドティップ（ハードソリッド）を搭載。
小さなアタリを拾う感度と、軽快な操作性・フッキング性能を実現。
| Model | Length (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (cm) | Top Dia (mm) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | Price (JPY) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 642L-HS | 1.94 | L | Extra-Fast | 62 | 99.6 | 0.7 | 2 | 0.5-5 | MAX3lb | 21,400 |
