「コン!」と明確なアタリ。でもリールを巻いても空振り…。
豆アジングで、そんな悔しい思いを繰り返していませんか?
その原因は、あなたの腕やタイミングではなく「ジグヘッド」にあるかもしれません。
この記事では、その悩みを解決するための具体的な選び方と、実績のあるおすすめ製品を徹底解説。
アタリを釣果に変える方法をまとめました。

ども。当サイトの管理人です。
釣りメディアのライター&ディレクターとして、これまでに1000本以上の記事制作に携わってきました。
雑食アングラーではありますが、なかでもアジングは大好物。いろんな道具と苦楽をともにしつつ、かれこれ10年以上はアジングをやり込んでいます。
アジング道具については、そこいらの釣具屋店員サンよりもぜんぜん詳しい自負があります。
あなたにピッタリのギア選びをお手伝いできるよう、当サイトで役立つ情報をお届けしています。
豆アジングに専用ジグヘッドは必要?


アングラーが「コン!」と感じるアタリ。でも、なぜか釣れない。
その時、水の中ではこんなことが起きています。
- 吸い込めない:
豆アジがルアーを「パクッ」と吸い込む力はとっても弱い。1gにも満たない軽いジグヘッドでも、豆アジにとっては「重い鉄球」のようなもの。弱い力では動かせず、ルアーは口の入口でストップ。これではハリが口の奥まで届かない。 - 口に入らない:
もし豆アジが頑張ってルアーを口元まで運べたとしても、次にフックの大きさが邪魔をする。フックが大きすぎると、口元で弾かれて中まで入らない。
これらの問題を解決するために、専用のジグヘッドが存在します。
豆アジングにおいて、専用ジグヘッドは「あれば便利」な道具ではありません。
「無ければ釣りが成立しない」レベルの、最重要アイテムなのです。
これで迷わない!豆アジング用ジグヘッドの選び方
豆アジング用のジグヘッド選び。ポイントは意外とシンプルです。
まず思い出したいのは、豆アジという魚の基本的な特徴。
「口がとても小さいこと」
「ルアーを吸い込む力が弱いこと」
この2点をジグヘッド選びによって攻略したいわけですね。
押さえるべきポイントは、以下の3つ。
とりわけ重要なのは「フックサイズ」と「重さ」です。
- フックサイズ
- 重さ(軽さ)
- ヘッド形状
フックサイズは極小のものを選ぼう!


豆アジング用ジグヘッドを選ぶとき、最も重要になるのが「フックサイズ」です。
理由はとてもシンプル。 豆アジの口は、本当に小さいからです。
当然ながら、大きなフックでは口の中に収まらず、うまく掛かりません。
「フックは短く、幅も狭いもの」。これが豆アジングの基本です。
■フックサイズの表記について
サイズは「#10」や「#12」のように表記され、数字が大きくなるほどフックは小さくなります。 豆アジングでは、とにかく#のあとにつづく数字の大きいサイズを選ぶ必要があります。
■注意点:サイズ表記はあくまで目安
ただし、この規格(#〜)はメーカーによって基準が異なります。 そもそもサイズ表記がない製品も多いため、数字は参考程度に考えましょう。
■フックの「形状」について
針先の開き具合(ゲイブ)は針先の開きが大きすぎなければOKです。
極端なオープンゲイブは、豆アジの小さな口に入りにくく、掛かってもバレやすい原因になるため、避けた方が無難です。
重さは1g未満が基本
フックサイズと並んで重要なのが、ジグヘッドの「重さ(ウェイト)」です。
豆アジは吸い込む力が弱いため、重いジグヘッドはうまく口に入りません。
基本は「1g未満」。まずはこれを覚えましょう。
■ 最初に揃えたい基本ウェイト
- メインウェイト:0.2g〜0.8g
この範囲でいくつか持っておくと、多くの状況に対応できます。 - 中心選手(スタメン):0.4g / 0.6g
特にこの2つは出番が多く、迷ったらまず選ぶべき重さです。
■ 例外的に重くする場合
風が強い日や、少し水深がある場所を攻めるとき。
そんな時は、仕方なく1.0g〜1.3gを使うこともあります。
しかし、これはあくまで最終手段。「軽さこそ正義」が豆アジングのセオリーです。
■ 「軽すぎて分からない」と感じる方へ
最初は誰でもそう感じます。これは誰もが通る道です。
でも、不思議と練習すれば必ず慣れてきます。
この繊細な操作感覚をマスターすれば、他の季節のアジングでも大きな武器になりますよ。
ヘッド形状は「好みとノリ」でOK


ジグヘッドのヘッド(オモリ部分)の形状。
これも色々ありますが、正直、最初はそこまで深く悩まなくても大丈夫です。
フックサイズや重さに比べると、重要度はだいぶ下がります。
極論、見た目の好みやインスピレーションで選ぶぐらいでもOKです。
代表的なタイプとしては、以下のようなものがあります。
- 丸型(ラウンド型)
THE・スタンダード。最もベーシックで使いやすい形状です。 どんな操作でも安定した動きをしやすく、ただ巻くだけでも自然に泳いでくれます。迷ったら、まずコレ。 - 矢じり型
ロッドを軽く「チョンチョン」と動かすと、ルアーが左右にピュッと飛ぶ「ダートアクション」が得意。 アジの活性が低い時や、リアクションで食わせたい時に有効です。 - 特殊形状
スローフォールや姿勢の安定など、特定の機能が強化されたちょっと変わった形状。
おすすめの豆アジ用ジグヘッド6選
ここからは、おすすめのアジング用ジグヘッドを紹介していきます。
製品 | メーカー | ポイント |
---|---|---|
アジマメマイクロジグヘッド | ジャッカル | 低比重の亜鉛ヘッドで操作感抜群。極細フックで弱いアタリも確実に捉える、豆アジングの傑作ジグヘッド。 |
月下美人SWライトジグヘッドSS 極み | ダイワ | 驚異の貫通力「サクサス」採用。触れるようなアタリもオートマチックに掛ける、ダイワの技術が詰まった一本。 |
サイコロヘッド Mini | クリアブルー | 特徴的なサイコロ形状が強い水押しを発生させ、抜群の操作感と存在感を誇る。積極的に掛けていくスタイルに。 |
アジスタ SS | ティクト | 針先が少し内側を向いた「ネムリ仕様」で、一度掛かるとバレにくいのが強み。確実性を求めるならコレ。 |
小悪魔ヘッド | マグバイト | 吸い込みと掛かりを両立する、針先だけが少し開いた独自のフック形状が秀逸。まさに「小悪魔的」な一本。 |
豆アジ弾丸 | オーナー | ワームがズレにくいスレッドキーパー付き。手返し良く、効率的に釣りたい時に最適。時合を逃さない。 |
アジマメマイクロジグヘッド(ジャッカル)


わたしが一番気に入っている豆アジ用ジグヘッド。
針がクソ小さいから、豆アジの口にもスッポリおさまります。フックの線径も極細だから、刺さりも良いです。
ヘッドは低比重なスズ合金製。
豆アジングで効果抜群の表層フワフワがやりやすいですし、ヘッドが大きいから引き抵抗も感じやすい。


ヘッド側面に重量表記があるのも、ありがたいポイントです。
というわけで、豆アジングで好都合な要素が揃った傑作ジグヘッド!超オススメです。
月下美人SWライトジグヘッドSS極み(ダイワ)


月下美人のなかで、最もフックが小さいジグヘッド。
ダイワのジグヘッドだから「サクサス」という表面処理が施されており、フックがめちゃ鋭いです。
弱めのアワセでもしっかり貫通してくれるから、キャッチ率も高い。
サイコロヘッド Mini(クリアブルー)


「アワセすぎない」が基本の豆アジング。
なんだけど、豆アジングでもバシッと合わせて掛けたい!って人向けのオープンゲイブジグヘッド。
オープンゲイブとはいえ、針先の開きは小さめ。吸い込みが悪くならないように、きちんと配慮されています。
アジスタ SS(ティクト)


針先が少しだけ内側に入っている(ネムっている)のが特徴の極小ジグヘッド。
吸い込みが良く、フッキングさえ決めてしまえばバラシが少ないという特長があります。
ヘッド形状は無難に使いやすいラウンドタイプ。アジング初心者さんにもおすすめです。
小悪魔ジグヘッド(マグバイト)


「さらば、アタルけど乗らないストレス。」というコンセプトで、豆アジ・小アジ用に開発されたジグヘッド。
フッ素コーティングされたフックは非常に鋭く、刺さりが◎。
針先だけが少し開いている独自設計で、吸い込みを妨げずにフッキング速度を担保しています。
豆アジ弾丸(オーナー)


伝説的なフックメーカーであるオーナーばりが、そのノウハウを注ぎ込んで生み出した豆アジ用ジグヘッド。
ラウンドタイプでクセなく扱えて、ほどよいオープンゲイブでフッキングも速いです。
ワームもちを良くする小型キーパーもついており、総合的に使いやすいジグヘッドとなっています。
釣果アップ!豆アジの攻略テクニックまとめ
ジグヘッド選びとあわせてチェックしておきたい、豆アジの攻略テクニックもいくつか紹介しておきます。
タックルセッティング


豆アジングのタックルは、1g以下の軽いルアーが何をしているかを感じ取る「感度」と、魚に違和感を与えず、口切れさせずにキャッチする「しなやかさ」の両立がキモです。
- ロッド:
1g以下のルアーを扱える、UL(ウルトラライト)クラスか、それ以上に柔らかいものが好ましい。長さは5ft台ぐらいの短いロッドが扱いやすくておすすめ。 - リール:
1000番〜2000番の軽いスピニングリールが定番。 - ライン(メイン):
主流は「エステルライン」の0.2号〜0.3号。伸びが少ないので、小さなアタリもダイレクトに伝わってきます。 - ライン(リーダー):
定番のフロロ0.8号でOK。より繊細な釣りにこだわりたい人は、もっと細いものでも。 - ワーム:
1インチ〜1.5インチくらいの、小さくて細くて柔らかいものがおすすめ。大きいワームをハサミでカットして使うのも効果的。
ポイント選定と狙いどころ
豆アジは特定の場所に集まる習性があります。やみくもに探すより、彼らが好きな場所を予測して狙うのが釣果への一番の近道です。
- 常夜灯は鉄板ポイント:
豆アジングのメインステージは、なんといっても漁港や堤防の常夜灯周り。光にプランクトンが集まり、それを食べに豆アジが集まってくる。 - 明暗の境目:
明るい場所と暗い場所の境目は、超一級ポイント!アジは暗い場所に隠れて、明るい場所を通るエサを待ち伏せしていることが多い。 - 潮目:
潮の流れがぶつかってヨレている場所。ここにはプランクトンが溜まりやすく、アジのご飯スポットになっている。水面のゴミや泡が帯状になっているのもひとつの目印。 - キャストの掟「驚かせない」:
アジの群れが見えても、そのど真ん中に投げるのはNG!着水音でビックリして逃げてしまう。必ず群れの少し先や横に投げて、静かにルアーを近づけるべし。 - タナ(泳いでいる深さ)の見つけ方:
常夜灯周りでは、まず水面近く(表層)から探るのが定石。アタリがなければカウントしながら違うレンジも探っていく。昼間や常夜灯がない場所では、外敵から隠れるために海底近くにいることが多い。 - 昼間の豆アジング:
夜がメインだが、昼間でも釣れる。狙い目は、堤防のキワやテトラポッドの隙間など、日陰になっている場所。



ポイント選定や狙いどころについては、通常のアジングとそんなに変わりません。
アクション / やりとり
豆アジングの最後の難関、それは掛けた魚を無事に取り込むこと。
ここでのミスは、今までの苦労を水の泡にしてしまいます。
- フッキング(アワセ):
大きなアジを釣る時のような「ビシッ!」という強いアワセは避けたほうがベター!
豆アジの柔らかい口は、強すぎる力で簡単に切れてしまいます。
アタリを感じたら、竿をゆっくり持ち上げるように合わせるか、リールを巻くだけでOK。 - ドラグ設定:
リールのドラグは、強く引かれたら「ジッ」と糸が出るくらいに、少し緩めておきましょう。締めすぎは口切れの原因、緩すぎはハリがしっかり刺さりません。 - やり取りと取り込みの鉄則:
一番大事なことはは「魚を水面から出さない」こと。豆アジは軽いので、水面でジャンプされると、ジグヘッドの重みを使った遠心力で簡単にハリが外れてしまいます。
常に軽いテンションを保ち、ゴリゴリ巻かずに、魚を暴れさせないようにゆっくり寄せましょう。水から引き抜くのは、手でキャッチできる最後の瞬間だけです。
リーサルウエポン「アシストフック」


何を試しても、どうしてもアジが針に掛からない…。
そんな時のために、最終兵器とも言えるアイテムがあります。 それが「アシストフック」です。
これはジグヘッドに後付けする小さな追加の針のこと。
その効果は絶大で、フッキング率が劇的に向上します。
ワームの尾っぽだけをかじるような、臆病なアタリも絡め獲ってしまう、まさに切り札です。
ただし、あまりに釣れすぎるため、頼りすぎると釣りの面白さが減ってしまうかもしれません。
あくまで「ここぞ」という場面で投入するのがおすすめです。
どの製品が良いか迷ったら、がまかつの「鬼爪(おにづめ)」が定番。
フッキングのストレスから解放されたい時に、ぜひ試してみてください。
まとめ


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「アタるのに乗らない…」そんなもどかしい夜も、この記事を読んだあなたなら、もう過去のものになるはずです。
大切なのは、難しく考えすぎないこと。
要は、豆アジが食べやすいように、小さくて軽いジグヘッドを選んであげる。
ただそれだけです。
この記事で紹介したジグヘッドと知識を手に、ぜひ釣り場へ足を運んでみてください。
きっと、今まで以上に豆アジングが好きになりますよ。
おすすめの豆アジ用ジグヘッド
製品 | メーカー | ポイント |
---|---|---|
アジマメマイクロジグヘッド | ジャッカル | 低比重の亜鉛ヘッドで操作感抜群。極細フックで弱いアタリも確実に捉える、豆アジングの傑作ジグヘッド。 |
月下美人SWライトジグヘッドSS 極み | ダイワ | 驚異の貫通力「サクサス」採用。触れるようなアタリもオートマチックに掛ける、ダイワの技術が詰まった一本。 |
サイコロヘッド Mini | クリアブルー | 特徴的なサイコロ形状が強い水押しを発生させ、抜群の操作感と存在感を誇る。積極的に掛けていくスタイルに。 |
アジスタ SS | ティクト | 針先が少し内側を向いた「ネムリ仕様」で、一度掛かるとバレにくいのが強み。確実性を求めるならコレ。 |
小悪魔ヘッド | マグバイト | 吸い込みと掛かりを両立する、針先だけが少し開いた独自のフック形状が秀逸。まさに「小悪魔的」な一本。 |
豆アジ弾丸 | オーナー | ワームがズレにくいスレッドキーパー付き。手返し良く、効率的に釣りたい時に最適。時合を逃さない。 |
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